そんなわけでサークルの例会でシャドウラン5thのマスターをやってきました。 今回はPCはアーキータイプから選択して頂きまして以下のような構成となりました。 ちなみに静だけ自作です。 静(エルフ、女性、自称二十歳) アーキータイプは峰富士子と言うフェイスサムライ。 単発なのでセッション毎にデータが変わるGM泣かせなキャラ。 ノゾミン(ドワーフ、女性、17歳) ドワーフデッカー。情報収集にハッキングと大忙しでした。 小島ヤタ(エルフ、男性、27歳) ガンスリンガーアデプト。今回は一度も銃が撃てなかったとご立腹でした。 ハニービー(エルフ、女性、25歳) クマのストリートシャーマン。 精霊と脅迫を駆使しシナリオを駆動していただきました。 リック(トロール、男、40歳) バウンティハンター。 地道に足で稼ぐリサーチをしてもらいました。 やはりシティアドベンチャーは足ですね。 仕事の発端は顔見知りのテクノマンサーであるネットキャットからノゾミンに連絡が入ります。 断れない筋から急ぎのランを受けたけど対応して欲しいというものです。 色々と聞こうとするノゾミンに時間が無いからと無理矢理承諾を取りネットキャットはオフラインになります。 そして、ネットキャットからの紹介として1人の女性がコンタクトを取ってきます。 彼女は誘拐された帝国海軍の女性士官を探して欲しいと依頼してきます。 その士官は任務に向かうと基地を出たらしいのですが海軍から命令はだされておらず無許可離隊状態になっています。 その彼女が今朝シアトルのシータック空港でスマグラーと共に歩いている画像が発見されています。 依頼人は士官とサブマージョンするためのネットワークであるギルドに共に加わっており裏切れば解るため本人は何らかの手段で任務を遂行していると信じさせられている可能性が高いとのこと。 依頼は女性士官の確保であり生きているのであれば犯人の確保は求めないとのこと。 そこまで説明した時点で依頼人は付け加える。 女性士官は新型イージス艦を統合制御オペレーターとしての教育を受けたテクノマンサーリガーである、と。 この為に彼女の頭の中にはヤマトの機密が詰まっており、メガコーポであればアレスやネオネットが、あるいはUCAS海軍は強い興味を持っていると告げます。 依頼人は仮想敵をメガコーポと見ているらしく報酬は一人3万ニューエンと破格を提示されます。 チーム内での色々の後に依頼を引き受ける一行。 ひとまず、空港で聞き込みに向かうハニービー、リック、静の三人。 空港入り口のSINチェッカーを警戒して虚言で乗り切るハニービー。 それを支援するDVオヤジの振りをするリックが素敵でした。 空港の出入り口を守る二人に写真と名前を伝えて聞いて見ると確かに来ておりシアワセ系列のレンタカーに乗っていったらしい。 ただ、この警備員が首を傾げていることに気づいた静が話を振ると女性士官達がタクシーに乗った気がするとのこと。 早速デッカーであるノゾミンが空港の出入り口近くのカメラをハッキングして該当時間付近を調べる。 結果的に確かタクシーに乗っていることが判明する。 このミスディレクションのレンタカーを調べていくと三合会のエイティエイトと共闘するルートが用意されていました。 この間にホライゾンのジョンソンに日本帝国の新型イージス艦計画についての北米の反応を聞いたり、ナイトエラントのシアトル支社長に行方不明の二人について聞いたりもしています。 そして、ノゾミンがタクシー会社をハッキングしてタクシーの行き先を調べます。 結果ロボタクは通常は向かわないレドモンド荒廃区で停車していたことが解ります。 そして、タクシーのセキュリティーシステムが作動したようです。 早速現場に向かう一行。ハニービーのコンタクトであるスクワッターにタクシーを目撃した人物を探してもらう。 目撃者の話ではロボタクが止まり中から気絶した男女をランナー風の二人組が引きずり出して女性を連れ去り、男性は殺害されたらしい。 その二人を指揮していたのは10代前半の少女だったらしい。 近くに監視カメラはあるが循環撮影式ですでに画像は残っていない。 ただし、恐らくナイトエラントは画像を確保しているとのこと。 付近でのスクワッターに問い合わせると三人組は近くで別のバンに乗り走り去ったらしい。 平行してコネのフィクサーに聞いてみるとネタは掴んでいるが関わりたくないと情報提供を拒否され親切心からこのビズから手を引くことを進められる。 ちなみにコンタクトのナイトエラントのシアトル支社長に交通管制からバンの追跡を依頼するとやんわり断られぽそりとアレスがファイアウォッチに召集をかけたと告げる。 バンの行方を追う一行。バンはオーバーンで乗り捨てられそこで対象はバンから乗り換え二手に別れて走り去ったらしい。 乗り捨てたバンはまるで示し合わせたように第三者が持ち去った。 乗り捨てたバンが転売されている可能性にかけて聞き込みに向かうリック。 リックの虚言が火を噴き「馬鹿な部下が会社の車を書類毎売り出しちまったんですよ」を真に受けた気の良いディーラーが同業を当たってくれ逃走に使われたバンを見つけ出します。 車を霊視(エッジ付)してかなり興奮して車に乗っていたメンバーのアストラル的特徴を掴むハニービー。 そして、獣の精霊のパワーである捜索を使用し犯人を見つけ出す。 犯人と女性士官はプヤラップの溶岩地帯ヘルズキッチンの放棄された地熱発電所にこもっている。 ちなみにフィクサー経由でランナー風の身元を洗うとプヤラップのラブランドを根城にするランナーワナビーのチンビラらしい。 ハッキングで軽く牽制をした後にアストラル投射でリサーチを行い正面決戦へ。(セッションの実時間がギリギリだったので) 結果護衛に置いておいた戦闘仕様ナデシコMK5は自爆する隙も貰えず撃破され結果敵テクノマンサーの潜むヴィークルの扉を獣の精霊に破られ、リックの二連射によりテクノマンサーは撃沈しました。 ただその前に護衛のスティルリンクスのフルオート射撃に狙われたハニービーを庇ったヤタが気絶したことだけは書き添えておきます。 このカバーが無くなれば泥沼の持久戦に追い込まれた可能性はあるのでグッジョブでした。 いやまあご本人はガンスリンガーアデプトなのに一射もできなかったとご立腹でしたが。 共振テクノマンサーを反共振化する洗脳プログラム(開発中)を仕掛けられていた女性士官を無事救出しセッションは終了となりました。 今回は色々と反省点が多かった気がします。 まずはアーキータイプのデータ群。 魔法使いはまだしも戦闘系および情報系は大幅リファインするか説明文を変えた方が良いかもしれません。 バウンティハンターはもう少し戦闘向けにカスタマイズしよう。 あとデッカー及び魔法使いはプレイヤーにルールはざっと目を通そうと言う意志がないと厳しそうです。 セッションは今回追いかける話でしたのでプレイヤーに捜索が進んでいる手応えがなかったようです。 ランナーワナビーを尋問に行くのは目に見えてるのだからこいつらに襲撃させても良かったかもしれません。 GM側から仕掛けるイベントを増やすのは私自身の課題のような気がします。 あるいはもう少しシナリオをコンパクトにまとめるべきだったかもしれません。 あと時間の関係もあり依頼人は裏切りません、とぶっちゃけたので依頼人をリサーチしてもらえませんでした。 事件の真相とか、依頼人の正体とか、暗躍する他の勢力の意図とか一切だせずじまいでした。 もう少しセッション時間に余裕があれば静がネオネットに連絡を取っていたので色々と情報をオープンにできたのですが。 難しいですね。 心残りはネオネットのジョンソンに「我々ネオネット、いえ渕の忠誠は未だに日本帝国と共にあります」と言えなかったことと美少女ドローンに自爆させられなかったことです。 うーん、もっと色々がっつり介入させるべきだったかなぁ。 しばらく腕の良いマスターの卓にプレイヤー参加して勉強しようかなぁ。 |