アラメイズの陰謀3.0

本テキストは英語のシャドウランフォーラムダンプショックに投稿されたものの本文を翻訳したものになります。

時期的にはFASAが倒産し、アースドーンとシャドウランの版権が違う会社に引き取られていった時期かと思われます。
アースドーンはThe Book of DragonsBarsaive At Warを踏まえてかかれているかと思われます。
シャドウランもゴーストウォーカーの帰還に触れていることからThe Year of cometあたりの時間軸かと思われます。
イモータルエルフの解説は終わり無き世界/Worlds without endあたりが種本ではないかと思っております。

とはいえ、ユーザーによるテキストでありその後のサプリで否定されたような内容や不確定な内容も含まれて降りますので、あくまでもそのように考えているテキストとしてお読みください。

いずれ出典などは追記していきたいと考えていますが私自身の知識不足な点もあるので将来の課題として残しておこうと思っています。

なお、グレートドラゴンやイモータエルエルフ関してはたそがれパンプキン様が詳細に記載されています。

アラメイズの陰謀3.0

2003年8月24日03:36ポスト

遥か昔、ロフビルと弟アラメイズは同じ領域に住んでいました。これは彼らの従者を強化するまで続きます。この際に兄弟は仲違いしアラメイズを故郷より追放します。この際ロフビルの巣穴はバーセイブ北西のヴァスゴシアの外延にありました。

南西に逃げ延びたアラメイズはサーペント川の流域に居を構え、強力な精霊を伴い魔法の技術による契約により、パッションのジャスプリーにより植樹を行い後のオークハートを生み出し、竜の森を形成し自らの領域とします。

アラメイズは従者を望みますが、地域のエルフを信用せず、パッションのジャスプリー(成長を司る)とアステンダー(愛を司る)と契約し、エルフの形態を取り、エルフとの間に子をもうけます。グレートエルフである娘のケインリスは不老の加護を受けていました。アラメイズは他の子供達にも同様の加護を与え竜の森の支配を任せ、自身は兄に復讐するための計画をたて魔法の研究に明け暮れました。子供達はアラメイズの全ての超越存在であるとの考えを受け同様に考えるようになりました。

ある日、第一の調和の語り手(First speaker of Harmony)(通常のエルフは調和の聞き手(Listener of Harmony)となり、グレートエルフのみが調和の語り手となります。これは彼らの主が自らの目的に合わせてグレートドラゴンが改変した結果であり根源的な竜の魔法を扱えるためと推測されます)として知られる彼の娘は他のドラゴンキンと同盟を結びアラメイズに反旗を翻し瀕死の重傷を与えました。これによりアラメイズは北に逃げ、傷を癒やす時間(未だに傷痕が残っています)を確保し自らの拠点を取り返す計画を立てました。ケインリスはやり過ごしドラゴンキンの末裔達(グレートエルフではない末裔達。この形質は全ての末裔に継承されるわけではありません。)はラネルと呼ばれる貴族を構成していきます。つまり、竜の森の宮廷を組織したのです。第一の調和の語り手の末裔がその美しさ、知性、力により最初のエルフの女王となります。

北にあるサーペント川の源流にほど近い尖塔都市、北の島であるショサラの辺境地区、西の最西の王国です。そこのエルフ達はドラゴンに率いられていました。彼らもグレートエルフとドラゴンキンであり、ロフビルの配下だったのです。古代の日々では日常的な行いであり、長く生きる子供達の末裔が領域を支配していきドラゴン達の終焉に繋がります。子供達とその一族はドラゴンが眠りについている間に力を身につけドラゴン王国の支配の訓練をしていきました。そして、ドラゴンが戻る日に備えました。ドラゴンの支配からの脱却を目指したのです。

エルフ文化が形成されていく日々を通して無数のアーティファクトを創り出しました。それは永遠の花であり、ドラゴンキンがある限り赤く咲き誇るものです。また薔薇水晶でありこれには隠された叡智を保持していました。

アラメイズへの襲撃をきっかけに広域に反乱が広がり、カウンシルの言うこの実践は終わりを迎えます。全てのドラゴンはディネイラスタスに対して彼らに対抗するような子供達を増やさないように約束するように求めました。ドラゴンのアイスウイングはドラゴンとグレートエルフとの間の連絡係を務め、ドラゴンはそれ以上の戦いを求めず、その強力な道具の破壊も求めませんでした。

それでも禍根は残りました。ロフビルとアラメイズ、およびその子供達の影響力はショサラとエルフ宮廷の地位を引き上げ、南の子孫達と平和を模索しました。アラメイズやロフビルの子供達は名誉ある存在とされ、エルフ宮廷のエルフはその他のエルフよりも特別な存在と見なされました。

竜の森の女王がダリアの頃、彼女がショサラへの友好関係を保持した帰りにアラメイズと遭遇します。女王は無視をしたか、無視をしたと見なされたためにドラゴンに殺害されます。これにはすれ違いがありました。知っての通りアラメイズはエルフの女王の森に無遠慮に入ろうとしたわけではありません。ここはかつて彼の所領だったのです。そして、ダリアは彼とその眷属の関係を知らなかったのです。罠にはめられたアラメイズは愚かにも怒りにまかせて力ある女王を殺害しました。この空位に乗じて西方王国の女王であったアラチアは竜の森の女王となります。アラチアは力に飢えていましたが、そのドラゴン譲りのむき出しの野望を美貌により覆い隠しました。

しかし、宮廷の中の反対者がおり、彼らに接触したアラチアはその同盟者であるロフビルの末裔のグレートエルフと対立することになりました。彼らの背後にはイリアナ・メサイアスが控えており、宮廷から彼らを次々に処罰していきました。愚かなアラチアは彼女の敵を増やしたのです。



大逆者(Usurpers)、ドラゴンからの彼らの呼び名、は宮廷に残り古代の知識の再獲得に務めました。それは馬秋の書、太古の昔にアラメイズの偉大なる末裔が賜ったか盗み出した情報、を調べることでした。

大逆者はメサイアスやその弟子ジャロンから多くの情報を保持し、マラシアン(Maracian)の学者が見つけたものが役にたつと主張しました。グレートエルフとその末裔はヘブンヘードを構成し、セラ帝国の礎を築きました。

ヘブンヘードは帝国の周辺に移ります。その土地は現在のアザニアやアズトランを含み、そこに居留地を造ります。ヘブンヘードはその旅の中無数の他のドラゴンキンに接触を取ることになります。それはムジャジの領域であるアザニアのような遥かな南方の地に住まうフェザーサーペントに由来するものでした。ここで鮮血魔法を学んだ彼らはバーセイブに鮮血の誓いなどの誓約の鮮血魔法をもたらしました。

ドラゴン達は反乱を起こした子供達の代わりに忠実な従者としてドレイクの創造に着手します。アラメイズは自らの素晴らしい竜の森を取り戻し、兄に復讐するために雌伏しており、より強力な従者を信頼できない彼は矮小なる偽竜を創る行いをスパイしていました。

ドラゴン同様にアラチアはセラ内部での大逆者の仕事を知り、彼らが竜の末裔として古代の実践から離れていることを知ります。それは1つのアーティファクトをよそに移すものでした。

ヘブンヘードはセラを彼らの知る強力な竜の巣穴に導きました。そのうち1体はドラゴンの中でも特に強力な存在でありアイスウイングの相方(Mate)であり、一体はアイスウイングその人でした。ベヒモス艦による襲撃は最初の2つは成功しましたが、アイスウイングの殺害に失敗します。この行動を受けドラゴンはセラが最後の一線を越えたと判断しその力を掣肘するために動き始めます。

そして大分裂(schism)と呼ばれることになるアラチアによりエルフ王国の分割が起きます。アラチアがセラを受け入れる者はエルフ王国より追放すると宣言した際にいくつかの親しいドラゴンキンはケーアに逃げ込みました。

大災厄が到来し、鮮血の森が創り出されます。

ハーレクインや“書記”エーラーンは若く活動的であり、尖塔都市において剣技や理論魔術を同じ師匠から指導を受けていました。ハーレクインはパラディンのギルドの1つである真紅の尖塔の騎士団とヴェストリアルのクエスターに加わることを望みました。後にカイエンビュール・ハーレクインは鮮血の森への外交官となり、アラチアからの永遠の怒りを受けることになります。

アイナはエイスンと共に時を過ごすために森に戻りますが、最悪の期間であり、エイスンは息子の死についてアイナを非難します。

このことからアラチアはアイナを嫌っています。何故ならこれはアイナがアラチアの規則に従う意志が無いことを現しているからです。

アイナは鮮血魔法とホラー伝承についてセラと共に研究しており、最終的に彼女は闇の師であるホラー、ユスガルス(Ysgarth)と出会います。それは彼女の子供であるチャイス(ハーフホラー)でもあります。最終的にアイナはユスガルスを消散させますが、これにより長年鮮血魔法を用いた苦痛に耐えることになります。

アイスウイングがトウスラング(主にシルティス氏族)やスロール王国(ローヤル家)を用いてセラ帝国に対抗した理由の一部には大逆者の反乱の予防や予測を行うことができなかったためです。

いくどものセラ帝国とドラゴンの衝突は様々な影響を与えました。個々で見るとドラゴンが都市やベヒモスを破壊する事ができます。しかし、セラ海軍の総力は容易く壊滅しません。アイスウイングとアースルーツは帝国に対してドラゴンをまとめあげスロールの地下にグレートツリーを植えました。更にアイスウイングは反乱を監視することで完全な管理下におこうとしています。

最終的にアイスウイングとその兄マウンテンシャドウはヒューマンの少女アーデリアとドレイクを混ぜ合わせる実験を進めグレートエルフに代わる従者を創ろうとしました。これは最終的に成功しますが、小規模なものに終わります。

ヴァスデンジャスが死に継承の儀式を行われた結果、マウンテンシャドウが勝利します。彼は記憶の宝玉を確保する事でロアマスターの地位を継承しヴァスデンジャスの知識全てを継承します。

アースルーツは地の元素魔法を“知恵ある瞳”セレディアに教え育て上げました。共に彼らはホワイトツリーの保護と育成を求めました。ホワイトツリーはマウンテンシャドウとアイスウイングの母親であるオールウイングスの心臓から生育された強力な地下植物です。この木はは土素、水素、オリハルコンを養分としドラゴンの種族そのものと繋がり、これの崩壊はドラゴンの崩壊となると言われます。

時は過ぎグレートツリーが脅かされた際にアースルーツは力を失います。セレディアは何とか延命をはかるために植え替えを行います。現在グレートツリーはありませんが、灰となりヒュアルパが保持しています。

鮮血の森は過剰な鮮血魔法により内部からのパターン崩壊を起こし破壊され、最終的に自壊しました。棘の儀式は失敗に終わったのです。

セラの魔法は失敗し島は爆発します。唯一生き延びたヘブンヘードは南に逃れ現在のズールー部族(Zulu tribe)となりました。

残ったグレートエルフとダンケルザーンを筆頭としたドラゴンに組したアイナの対立は激化し、多くのエルフはアイナに対立する立場を取りました。その中にはエイスン・オークフォレストや“書記”エーラーン(アルベイトを含みます)なども含まれていました。最終的に、特定のエルフ(エイスン、エーラーン、シーン・ラベティ)はアイスウイングとマウンテンシャドウの庇護下におかれ、北米に居留地を移しました。これが北米にティルタンジェルが創設された理由であり、エルフ文化がサーリッシュシーとケルト文化に類似要素がある理由であり、北米の広範にエルフが広がっている理由となります(シンセラキやマニトウなどです)。

北アイルランドが沈んだ際に、エルフは4都市から西方王国に侵略をしました。これによりティルナノーグはそこに住んでいた無数のフォモーリを追い出しています。同時にエルフ宮廷はこのドラゴン多き領域の女王であったアラチアの保護下に入り、土地替えを進めていきました(恐らくこれにはショサラの支援がありました)。ウエールズに住むドラゴンはアラチアに警戒の目を向けていましたが、その地をエルフ王国とすることに反対しませんでした。

時代の終わりが近づき、ゴーストウォーカーはメタプレーンの彼方に旅立ち捕らわれたと私は信じています。これはダンケルザーンの死によりマナの奔流が起きたことでアストラル界より世界に帰還したと信じています。

周期が終わった際にアラチアと他のドラゴンキンの選ばれたグループは魔力の低下に伴い眠りについたドラゴンを狩る機会を手に入れます。これらのハンターの多くは後にシルルグにより滅ぼされることになります。

ティルタンジェルとティルナノーグは長老としてうまくその地に根を張り侵略を進めます。ティルタンジェルの背後にいるそれらの長老はエルフの森の方法を用いて単一の女王ではなく自分たちが権力を握れる場所を求めてそのような場所を作りました。

ティルナノーグは竜の森のエルフ宮廷を移転させることで立ち上げました。古い憎しみの閃きを持つエーラーン、シーン・ラベティ、アラチアは両者に対して隔意を持ちます。ハーレクインやアイナはそのような愚かなことはせず、ロフビルは議会に席を持ち自分の末裔達が新時代に行う活動から被害を受けないようにしていました。

私には更に極秘の軍隊がアズトランの背後にいると信じています。多分、鮮血の森かセラの崩壊から生き延びたグレートエルフであり、狂気からホラーの到来を望むようなものです。その背後にはアズトランが始まった古代から続くフェザーサーペントの周囲の生死のサイクルがあります。アズテクノロジーは明らかに死の魔法の派閥により支配されており、ヒュアルパやアマゾニアは生の魔法を好んでいるのです。

アザニアはセラの最後の残骸です。ヘブンヘードの末裔なのです。ムジャジは彼らが古き者であることを知っており、彼らに対する古代の鬱憤がたまっていますがかろうじて平和は保たれています。

北アイルランド(恐らく魔力の低下伴いここを支えていた魔力が失われ北海に洗い流されたのでしょう)

西方王国(私はそれらがショサラ、尖塔都市、英国、ティルナノーグなどを参照すると信じています。確実なのはケルトのルーツはグレートエルフであり西方王国からやってきたのです。
アラチア、シーン・ラベティ、ルー・シェアハンドは赤髪で、ジェーン・ニフェラ、ジェーン・フロスティ、エーラーン、ハーレクインは金髪、エイスンは黒髪です)

アイナは黒人であり、ムジャジの血脈です。そして外交官として竜の森に訪問し大分裂の際に離れています。

セラ帝国はオーストラリアに達し、ウルディ(Urdli)の所領に達しました。そして地域に溶け込んでいきました。ウルディはシタデルの守護者として捕らわれた精霊であり、これはヘブンヘードにより行われました。
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