ガード・オブ・オーファン

サークルの2月例会でシャドウランのマスターをして参りました。
今回のシナリオは地上げにあっている孤児院を助けるためにランナーが暗躍するみたいなシナリオの予定でしたが、蓋を開けるとサブプロットの廃ホテルに巣くう昆虫精霊を討つ、みたいなシナリオとなりました。
パーティーを組む前提で個別オープニングは厳しいですね。私のハンドリングの問題かもしれませんが。
ちなみにPCは6人です。

導入は個別オープニングで同じ孤児院出身のジョンソンから孤児院が地上げを受けている事をきくもの。
エバレットの区長から不正な土地の権利奪取について情報を集めて欲しいと依頼されるもの。
馴染みの三合会の風水士からドメインの変移について愚痴を聞かされるもの。
顔見知り(親しくない)のヤクザボスから頻発しているストリートギャングのカブキローニンズの行方不明事件について知らないかと持ちかけられるもの。
そして保護しているストリートチルドレンが行方不明になっているもの。
てなオープニングでした。
6人目はオープニングなしです。

今思うと統合オープニングで全員が孤児院出身で、とした方が良かったような気はします。

さて、PCの動きとしてはカブキローニンズについて調べる面子とひたすら行方不明の少女を追うメンバーに分かれます。
前述分割オープニングにより幸運探偵とコンバットメイジが他人の案件への絡み方が明らかにならず動きにくくさせてしまい申し訳なかったです。

結果的にカブキローニンズの行方不明のうちの1人が化け物に襲われたと言われながら連絡を断った場所と少女が連れ去られた場所、少女を載せた偽ドクワゴンの行き先近くにある人を喰うという噂の廃ホテルがありました。
そこに突入する予定でしたが、監視カメラを見つけた為ハッカーに依頼してセキュリティーを一時的に抑えて貰います。
今回PCにハッカーがいませんでしたのでサクッと掌握してもらいました。
そして霊視すると結界が張られており、10階立ての廃ホテルの8階と9階は巫術小屋になっている様子。

実はここでGMは大分焦っていました。
この廃ホテルは昆虫精霊が巣くう要塞なのですが、昆虫精霊対策なしで完全ステルスで決戦を挑むとPCの全滅は免れません。
ですが幸いにもコンバットメイジが精霊の助力を惜しみ隠蔽のパワーを使わなかったおかげでホテル内を巡回していたアストラル体の昆虫精霊に発見され階段で遭遇戦となります。
この結果、サムライの銃弾が弾かれた時点のを見たシャドウラン経験者が撤退を主張し退路を押さえていた昆虫精霊を空気の精霊に包み込ませて一目散に逃げ出します。

この後ビル爆破やワイヤーアクションなどの案もでますが、素直に地上から階段で再侵攻となります。
GM的には誘拐された身内だけ助けるかと思っていましたが幸運探偵がサラリと「ここは元を断たないとダメでしょう」とヒロイックな発言をしたためにパーティーは決戦路線に固まります。
格好いいなあと思いつつ昆虫精霊に関して調べることなくPCのみで決戦を挑みます。
遅くなると女の子が昆虫になるよと言った性で思った以上にプレイヤーが急いでくれました。
ホテルはレーティング3の昆虫様式のドメインでしたがコネの風水士に中和してもらい決戦に。

今回のボスは混合体のフォース6マザーとアーキーのストリートサムライを流用したフォース6混合体3体、そして毎ターン増援として現れるフォース6真性体でした。
ところが最終戦闘では昆虫精霊のダイス目が振るわず、更にエッジでイニシアティブを取られた結果マザーはあっさり射殺されます。
まあ反撃を受けたら壊滅していた可能性はあるので結果オーライなのですが。
地上げを仕掛けていたのが実は昆虫精霊なのでまとめて事件は解決しました。

しかし、TRPGでは殴れるなら殴り殺せは真理ですね。
今回使用しなかった分はどこかに流用しよう。
これは当然ですが強い動機付けが2点あると人間やはり強く助けを要請する方にいくなというもの。
シナリオ作成時から気になっていたのですがPC1とPC5に強いモチベーションを与えすぎていました。
どちらかに統合整理するべきでした。
ただ、アーキータイプのストリートギャングですが扶養家族の妹と弟をどう設定するかでキャラの性質がほぼ固まります。
今回はハードボイルドの王道で身よりの無い縁のあったストリートチルドレンを保護しているキャラとなりました。
結果外では強面ながら身内には甘いという素敵なキャラクターとなりました。
そしてその行動力と探偵のもとを断とう発言により昆虫退治シナリオとなりました。
大変印象的な2人でした。

反省点をいくつか。
セッション終了時に疲れきっていて貴重な感想を頂くのを忘れたこと。
精霊の隠蔽のパワーがカメラに機能しないのを忘れた事。
レジュメ類が色々足りなかったこと。
シナリオに関しては前述の通り。
これはFEARゲーではないという警告の不足と言ったところでしょうか。
そういえば、魔法使いのプレイヤーが4thから遊んでるとのことだったのでサポート無しで行ったのも問題でした。

とりあえず、酷く疲れたのでしばらくGMはお休みで。
まあ、またやりたくなればやる方向としておきます。

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