NPCリスト ブッチ(オーク、女性、50歳ぐらい) レドモンドでストリートドクをしている女性。 全ての人を助けたいと切望している。 今回の依頼人。 マクローリィー(ヒューマン(?)) チェンジリング(トウスラング)の魔法使い。 自称異世界からの侵略者に立ち向かう光の戦士。 今回は神から啓示を受けたらしい。 タク・チャプン パク・ハウン カン・ソンイル 元エンシェンツメンバーのエルフ。 シェアハンドの弟子であったチャプンが呪文所の一部を勝手に書き写して出奔。 コムンゴのプヤラップを麻薬を使ってのっとったが現在はジェズフラに変容している。 エンゾ・ギアネリー プユヤラップ地区を取り仕切るギアネリーファミリーのカポ。 元は前線で鳴らした猛者だが最近は立場上現場に出る機会が減り太り気味+退屈気味。 富澤・孝輔 絢爛会のボス。忍者。 “雷神の息子”タカシマ・ケン ヤクザの始末屋。今回表立って手を出せないヤクザの代理人としてPCに協力する。 カティ・アンダーソン ナイトエラントの軍曹。 ナイトエラントとアレスへの忠誠心厚い現場思考の指揮官。 ヒツヨウとあれば規則を破ることをいとわない。 スティンガー エンシェンツの元リーダーで現在のリーダーのべリアルの後景人。 ヘビーサイバーのいかれたエルフ。 ルー・シェアハンド 元ティルのハイプリンス。 最近はプヤラップでつめを研いでいる。 PC1:迷惑な友人 古馴染みのジャンキーのランナーがいます。 深夜、彼女から突然の着信が入ります。 ラリって電話してくるのはたまにあります。 が、いやな予感がします。 電話にでても相手は何もしゃべりませんが、苦悶に呻く声が電話の向こうからします。 相手の家に向かうとオーバードーズとおぼしき症状で意識不明の状態です。 あなたが懇意にしているストリートドクでブッチと言う女医がおり今なら病室は空いているようです。 PC2:親愛なる狂人 「同志よ、大変なことになったぞ」 頭のおかしなチェンジリングであるマクローリーは開口一番そうつげだ。 「闇の勢力が再び闇の種子蒔いた。はやく殲滅せねば世界は闇に落ちてしまう」 「炉端と平穏を司る神から啓示がくだったのだ」 PC3:気を使う食事 あなたは一仕事終えて、依頼主であるギアネリーファミリーのカポの1人であるエンゾ・ギアネリーと食事をしています。 あなたの功績に報いるためにわさわざカポが食事の席を設けてくれました。 食事中にエンゾのボディガードの1人がエンゾに駆け寄ってきます。 エンゾはPCにすまんねと声をかけてから振り向き話を聞こうとします。 ボディガードはエンゾの耳元に口を寄せた瞬間に銃を抜きます。 PCが阻止をしなくても他のボディガードが凶行を食い止めます。 エンゾは最近こういった身内の裏切りが増えていて困ると疲れた声で呟きます。 「おっと情けないところを見せちまったな。どんどん飲んでくれ」 その後は何もなく食事会は終了します。 別れ際にエンゾは「今日のことはあまり口外しないでくれ、そして、あのバカな真似に関して何かわかったら教えてくれ」と告げます。 PC4:路傍のクリッター ストリートを歩いているとクリッターに襲われているジャンキーを目撃します。 クリッターはオークの全身から蜘蛛の足を生やしたような醜悪な姿です。 ジャンキーはラリってるのか「おいおい冗談はよしてくれよ」などと言っています。 何もしなければジャンキーは殺害され、クリッターはストリートの奥に消えていきます。 攻撃をすればクリッターは逃げ出します。 また攻撃の手応えから相手が通常武器への耐性を持つことがわかります。 PC5:グールハント “軍曹”カティ・ガンダーソン曰く グールの首買います。 グールもこの第六世界では人類の一員だ。 とは言え、人喰いがマンホールから上がってくると言うのは悪夢以外の何者でもない。 その悪夢を潰すのに金を使うのは普通はダウンタウンの金持ちやヒューマニスだ。 間違ってもプヤラップじゃない。 きな臭い匂いがする。 シナリオ概要 新種の覚醒麻薬がブヤラップに流行しており、その対策をうちたいストリートドクのブッチの依頼で麻薬についての調査を行う。 麻薬は中毒性もさることながら、呪文の精神操作に近い効果があり、様々な犯罪に使われている。 更に常用することで身体能力が向上し最終的にホラーコンストラクトになる。 出元はエンシェンツの離反者であり、密かに盗み出されたルーの錬金術書に書かれているレシピである。 ルーもエンシェンツに命じて離反者を追っているが未だ捕捉できていない。 ギアネリーと絢爛会も捜索に乗り出しているが互いにかち合っており捜査は進展していない。 このドラッグはHMVV感染者の脳みそから作られている。 このためにコムンゴ団はグールの首に賞金をかけている。 ソウルグリップ 第四世界で造られた洗脳薬。 精神操作に類似した効果を持つ麻薬で命令に従う小とにより多幸巻が得られる。 これにより常用すると麻薬が無くても命令者の指示により多幸感を感じるように条件づけをされることになる。 元々はホラーがコンストラクトを増殖させるために下部に与えた魔法薬である 現在市場に出回っているのは洗脳効果のあるタイプ(ソウルグリップ)と多幸感を与えるだけのもの(ニルヴァーナ)がある。 基本的に市場に流れているのはニルヴァーナである。 ソウルグリップによる洗脳は2ヒットの精神操作として扱う。 ただし、どちらで合っても常用すればホラーコンストラクトに変化する。 離反したエンシェンツは韓国系エルフであり、コムンゴ団に合流している。 > ブッチの依頼 ブヤラップのストリートドクのブッチから依頼を受けます。 最近ストリートで流行りだしている謎のドラッグを入手してほしいというものです。 中毒症状がきつく現物を手に入れないと治療もままならないのです。 供給ルートがたてるならたってほしいとのことです。 > 患者 患者は薬の禁断症状により会話ができる状態ではありません。 精神探査などの呪文を使えば、売人の顔を確認できますが、中毒に抵抗しなければなりません。 彼女は街娼で注射の跡からみて日常的に何らかの麻薬を使用していたようです。 なお、普段やりとりしているバイヤーと記憶にある人物は異なります。 > バイヤー 普段患者がやり取りしているのは絢爛会系のバイヤーです。 彼に話を聞くと患者は最近金に困っており注文が最近減っていたと話します。 あわせてヤクザも新種のドラッグの出元を探していると聞く事ができます。 > ニルヴァーナのバイヤー バイヤーはマフィア系のバイヤーです。 彼はソウルグリップにより洗脳されニルヴァーナを販売しています。 記憶の操作を受けており、ギアネリーファミリーの命令でソールグリップを販売していると信じています。 記憶の矛盾を指摘すれば彼は真実に気がつきます。 情報を引き出せれば、彼にドラッグを流しているのはコムンゴ団であるとわかります。 > コムンゴ団 しばらく前からグール狩りをしており、グールにも懸賞金をかけている。 数ヶ月前からプヤラップにかなりのかなりの兵力を投入している様子。 しかし、不自然な程他の勢力との競合が起きていない。 現在プヤラップ地区のコムンゴ団は元エンシェンツのエルフ3人が指揮をしている。 > ガンナーとクリッター プヤラップ地区を歩いていると犬ぐらいの大きさの蜘蛛のようなクリッターに襲われているヒューマンを目撃します。 ヒューマンは銃で応戦していますが懐に入られて鋭い爪により切り裂かれており見捨てればまず助からない状態です。 助けて事情を聞くと突然襲われたと説明します。 もし、裏社会に関する知識があれば彼はコムンゴ団の誇る暗殺者であるリー・ツインであることがわかります。 指摘をすると彼は否定しません。 そして、身内の恥だが新参と古参の内紛のようなものだ、と告げます。 また、命の借りは忘れないと告げ、用があればタコマのデクレリーズバーに伝言を残して欲しいと告げます。 > 絢爛会 ヤクザにコンタクトを取るとジャズバースピリットファイアに呼び出されます。 そこに向かうと絢爛会の親分である富澤と雷神の息子タカシマの二人が辛気臭い顔をして飲んでいます。 絢爛会としては現状の内側から崩れる状態に手を焼いていますが、対ギアネリーが緊迫している状態で兵隊を動かすことを望んでいません。 「うちとしては手は貸せないが、うちの用心棒はいつも腕試しの相手を探していてな。良い相手はいないか」 > エンシェンツ エンシェンツは離脱した三人組を追っています。シェアハンドからは所在を確認して報告するように依頼されていますが今のところ見つけ出してはいません。 エンシェンツ側としては離脱メンバーはコムンゴへの円満移籍と思っています。 命令はグリーンルシファーが出していることになっていますが実際はシェアハンドの指示です。 現場はさほど乗り気ではなく共闘の話があれば有力な情報として報告し点数稼ぎをしようとします。 報告をあげるとスティンガーがPCに接触を行いシェアハンドの元に案内されます。 シェアハンドはPCに離脱メンバーはシェアハンドの元弟子であると告げます。 彼らはシェアハンドの錬金術書を盗み読みそれを悪用しているのではないかと告げます。 その知識は人を人で無い存在に変化させる魔法であり、一度変化すれば決して戻せないようです。 人の同一性とは記憶や遺伝子などと言うものではない。そのものが持つ名前によりもたらされる固有のアストラル体により定義されると私は考えている。 肉体的な変化はこの結果に過ぎない。 だが、肉体が変化する前なら影響を取り除くことはできる。 離脱メンバーから錬金術書の写しを奪い返して貰えるならあれらと戦うために役立つものと変化する前のものを助けるための方法を伝授することも可能だ、と告げます。 > 離脱メンバー達 3人は完全に変異しており変異した他のメンバーを10人引き連れています。 ここで他の勢力の支援を得ていれば雑魚10人を抑えてくれます。 2勢力を引き込んでいれば離脱メンバーの1人を抑えてくれます。 メンバー達とはすでに会話が成り立たず牛ぐらいのサイズがある人面の蜘蛛に変化します。 ジェズフラメイジ 強 敏 反 筋 魅 直 論 意 EDG ESS 魔 IN 6 5 8 5 6 9 5 6 3 6 10 17+2D6 技能:呪文行使6+10=16 ダメージ抵抗:装甲(12)+強靭(6)=18 通常武器の耐性:12+12 CM:肉体:11 精神:10 薔薇の茂み/Rosebush 操作呪文(物理、範囲) タイプ:物理 射程:視界(範囲) 維持:維持 ドレイン:F+2 これらの呪文は魔法使いが召喚した植物の生命を利用して大地から生えた枝や蔓により対象を縛る呪文です。純ヒット毎に対象の敏捷力は1づつ低下します。敏捷力が0になると対象は植物に拘束され移動や四肢を使った行動ができなくなります。束縛された対象は防御や回避を行うことは可能ですが、術者の純ヒットに等しいダイスプールペナルティーを受けます。束縛された対象が植物の拘束から脱出するためには対抗テストが必要になります。筋力+強靱力のテストを呪文のフォース×2に対して行わなければなりません。枝と棘は単一対象にのみ効果を持ち、蔦と薔薇の茂みは範囲に効果を及ぼします。 棘と薔薇の茂みはこれに加えて対象にダメージを与えることができます。戦闘ターンが終わるごとに束縛されている対象は呪文の純ヒットに等しいダメージをAP-(呪文のフォース)で受けます。 雷撃/Lightning bolt (間接、元素) タイプ:P、射程:LOS、ダメージ:P 持続:I、ドレイン:F-3 雷球/Ball lightning (間接、元素) タイプ:P、射程:LOS(A)、ダメージ:P 持続:I、ドレイン:F-1 この呪文は直接雷を対象に与え、電撃ダメージを対象に与えます。雷撃は単体対象呪文であり、雷球は範囲対象呪文です。 近接ジェズフラ 強 敏 反 筋 魅 直 論 意 EDG ESS 魔 IN 10 9 11 11 4 9 4 4 3 6 6 20+2D6 近接攻撃:15個(氷のつめ:17P、冷気) ダメージ抵抗:装甲(12)+強靭(10)=22 CM:肉体:13 精神:10 モブジェズフラ 強 敏 反 筋 魅 直 論 意 EDG ESS 魔 IN 4 4 3 4 3 2 3 3 1 6 - 5+1D6 ピストル:4+3 アレスアルファ 11P -6 (SA,BF, アーマージャケット:12+4 |