本書は2075年の売り出し中のテロリストグループを紹介するサプリメントです。 シャドウランにおいてテロリストとは主義信条を達成するための最前手を暴力に求めた殺戮者の集団として扱われています。 なお、書籍には各テロリストのグループのサンプルデータと脅威度が記載されています。 個人的にはオメガドーン20名とか良い感じだなぁと思っております。 シード/Seed クラッシュ2.0を引き起こしたウインターナイトの残党。ちなみにリーダーのUVノード中毒ながらパックスは健在。 サングレYアケロ/Sangre Y acero サングレYアケロとはアズトロンの剣闘士の戦闘スタイルです。 この組織は元アズトロンの剣闘士であるブラザーバレダの強力なカリスマに率いられた反企業/反アズテク組織です。 最近では組織の巨大化に伴いバレダの意向とは無関係に動くセクトも現れています。 クライングマスク/The crying mask THREAT2で扱われたNANシャーマンの秘密結社フォールスマスクソサエティの一派。 元はサイバーウェアやパイオウェアに反対するテロ組織だったがウインターナイトの残党であるフリージアという女に乗っ取られた。 現在はフリージアの狂信的な私兵集団としてアズテクやシアワセ、農業系企業に対するテロを行っている。 ロゴス/Logos 以前あったグリーンウォーという原理主義的エコテロリストがリーダー争いの結果分裂した組織の1つ。 リージェントを母なる地球の恵みと考えタリスレッギングを行う。 ブラザーフッド・オブ・フレッシュ 古典的な悪魔崇拝カルト。 善悪二元論を信じており、悪神こそ真の神であり、偽神による間違った社会秩序を破壊するためにテロを行います。 タマクリニア/TA Makrinia テクノロジーによる世界の救済を目指す組織。 兵隊はストリートチルドレンを勧誘しヘビーサイバー化して利用。 指揮者は研究者や学者。 トップはAIやCFDAI、メガコーポの上級研究者ではないかと噂される。 ハンドオブファイブ 激怒の夜の中で大量のメタヒューマンを殺害したグループで当時の構成員は皆検挙され処刑されたと言われている。 現在のハンドオブファイブは元々のハンドオブファイブのメンバーがいると噂されている。 アラモス20Kやヒューマンネイション、ヒューマニスが即物的な活動を避け、政治的に暗躍しているためにアンチメタヒューマンのヒューマンが自称しているかアラモス20Kの分派ではないかと噂されている。 オメガドーン/Omega down 主にメガコーポの企業警備員により構成される死の集団で反資本主義や社会秩序を乱す存在、これは社会の底辺にいる人々で全てのシンレスを含みます、を処刑している。 メンバーの多くは企業の警備部隊に所属しており企業を超えた関係を保持している。 シャドウトークでアレスファイアウォッチとレンラクレッドサムライがプライベートで共闘して舐めたシャドウランナーを殲滅することがあるとか書かれています。 ビッグ10が彼らの活動をどれだけ把握しているかは不明。 活動費は囚人など彼らが必要ないと考える存在の内臓を売り払い作り出している。 装備はセキュリティーグレードのフルボディアーマーで肩に赤と黄のオメガドーンのシンボルが刻まれている。武器はアサルトライフルとサブマシンガン、コンバットハッカーと魔法使いの支援もある。 タギー/Thuggee 13世紀インドに起源を持つカーリーを崇める女性のみの暗殺教団。 殺人こそカーリーへの信仰であるとして最近は世界中のスラムやバーレーンでも活動している。 殺人の際に血を流してはならないとされており、伝統的にルマルと呼ばれる黄色の絹のスカーフで絞殺する。しかし、最近では黄色のスカーフは目立つため手段に拘らず血を流さないように毒殺やスカーフを使用せずに絞殺も行う。 各都市に複数のメンバーがおり世界的に数百人のメンバーを誇る。 互いに連携はしないが互いを目標にすることもなく何らかの手段で情報が共有されている。 リーダーは不明。血に飢えた自由精霊とも言われる。 ムコノ・ワ・ダム/Mkono wa Dam キリマンジャロに造られた企業法廷のマスドライバーを破壊し故郷を取り戻すことを目指す自由精霊率いるテロリスト。 結果的に反資本主義、反企業、エコテロリストと共闘することも多い。 リーダーの自由精霊はかなり強力な存在でその援護によりグループは成り立っている。 テロの激化に伴い企業法廷はまず自由精霊の始末に乗り出したらしい。 |