カッティングブラック概説

本書はシャドウラン6版における北米の混乱を扱ったサプリメントです。

Introduction
概要説明。本書のタイムラインが2080年7月から2081年3月の事件を扱っています。
ブラックアウト(後述)の詳細はシナリオ集『30Night』にて取り扱います。

SNAFU
小説。2080年7月30日
デトロイトで昆虫精霊と絶望的な戦闘を展開するアレス軍の話。

Detroit rupture
2080年7月31日
有名データヘイブンの管理者がデトロイトの状態がわからず右往左往しているところにデトロイトにいるスティクスからのデータなどが届き混乱する情勢を現す。
7月30日にデトロイトでなにがあったか、それまでの経緯の説明。

7月30日
デトロイトのマトリックスが完全にブラックアウトする。
アレス企業軍(ACMF)はデトロイトに突入するが昆虫精霊により大損害を受ける。
直ちにACMFとナイトエラントはデトロイト周辺に戒厳令を敷きデトロイトを閉鎖する。


8月6日
徐々にデトロイトの情報が入り始める。
ここでトロールサイズでアレスの最新型バグストンピングアーマーを身につけ巨大な鎌を持つ昆虫精霊の存在が判明する。
この辺りで他のメガコーポも特殊な昆虫精霊のサンプルを狙い始める。

8月4日
デトロイト内部のプラチナトロールガールという店にランナーやギャング、マフィアなどが集結しており、その場を取りまとめているのはアンナ・レイブンハート。
レイブンハートとブラボー連隊のJマッコード、リングマスターと呼ばれる女性が取り仕切っている。
レイブンハートが熱く狂信的にアレスについて語っていると避難してきたサムライが一部暴れ始めるが制圧される。
マッコードは外部に増援要請もしている。

30日にマッコードはラジオでデトロイトに今回の経緯を説明。
ACMFの突入から始まる一連の作戦をラトヴィアギャンビットと呼ぶ。
この作戦の目的はデトロイトの地下に潜む約20万人の昆虫精霊の殲滅。
このための主力がアバロンとパイロの集大成であるアルファチーム。

8月9日
UCAS軍は総力を上げてデトロイトに向かう。これにはシアトルのタスクフォースも動員される。

9月1日
アレス企業軍は14%が壊滅し散発的な戦闘をしている。

Ghost army
8月11日にオービタルDKがまとめたデトロイトの状況。
こちらはUCAS軍側からの解説。

Black out
アレスのUCASからの移転、UCASのメガコーポの治外法権取り消し、ブラックアウトの詳細。

ブラックアウトに伴い暴れるシャドウやシェディムに賞金がかけられた様子。

Light out
小説

UCRASH
ブラックアウト以降のUCASのトラブル解説。
大統領戦の延期や周辺国からの侵略、シアトルやセントルイスの独立についての解説があります。

Detroit now
動乱後のデトロイトの解説。

Atlanta now
アレスが本社を移したアトランタの現況。
ポストナイト体制のアレスの解説もある。

At the dust settle
イギリス、ケベック、セントルイスの解説。

Game information
昆虫精霊のデータ。
浸食のパワーは実装されず。

作中タイムライン

2080年7月30日
デトロイトのマトリックスが突然シャットダウン。
それに合わせるようにしてアレス企業軍がデトロイトに突入する。
作戦名「ラトビアのギャンビット」発動。

2080年9月10日
アレスのCEOアーサー・ヴォーゲルにより、アレスのアトランタへの移転が発表される。
ナイトはラトビアのギャンビットの中で戦死したためヴォーゲルがCEOを継承した。
ほぼ同じタイミグでデトロイトの戦争も集結する。

この移転理由として6月に起きたアレス本社への爆破テロを防げないような国家に籍を置くことは安全保障上の問題があるためとしている。

2080年9月12日
UCAS政府はそのような大規模テロを起こす団体はおらず企業内部に潜伏していたと反論。
このため安全保障の徹底を行うためにAA以上のメガコーポに認められていた治外法権の撤廃を宣言する。

2080年10月28日
企業法廷および国連はUCASの治外法権の撤廃は経済活動や安全保障上の問題(救急医療サービスや警察委託業務の法的基盤)があるとして再考をするように要請する。

2080年10月29日
フィラデルフィア上空で謎の発光現象が起き、その後電子機器が全て停止する。
これから複数の都市が同様の事態に陥る。
これがブラックアウトと呼ばれる。

方法は不明。過去のEMP爆弾と同様の効果に見えるが現在の電子機器類はEMP対策がされており何らかの新技術ではないかと推測される。
ヴァンパイアの仕業とも。

2080年11月1日
コロートン大統領はUCASの混乱に伴い大統領選挙の延期を宣言する。

2080年11月14日
ケベック共和国がUCASへの侵略を開始。

2080年11月18日
UCAS軍がケベック軍を迎撃し撃破する。

2080年11月22日
ケベックに占領されていたオタワをUCASが解放。

2080年11月25日
UCASとケベックが休戦協定を結ぶ。

2080年12月10日
NAN諸国がUCASへの進行を開始。
内訳は下記の通り。
スー防衛軍国:ミズーリ、ネブラスカ、北ダコタ
アルゴンキン陸軍:Saskatchewan and Manitoba
サーリッシュシー評議会はシアトル駐屯のタスクフォース対応を行えるよう移動を行う。

2080年12月14日
ランス・キッタリング上院議員とアレスの間の汚職が暴露される。

2080年12月16日
スー国の進軍をUCAS軍が阻止する。

2080年12月19日
ランス・キッタリング上院議員が自宅近くで死亡しているのが発見される。

2080年12月20日
オタワでFBIがテロリストを10人逮捕する。

2080年12月21日
国連がUCAFに対して人道的援助の派遣を決定し、コロートン大統領が受け入れる。

2080年12月21日
ケンタッキー州がUCASを離脱しCASに加盟する。

2080年12月26日
サーリッシュシー評議会のシアトル駐留のジョイントタスクフォースが戦争準備であるという圧力に屈したUCASはジョイントタスクフォースをシアトルより撤退させる。

2080年12月28日
シアトルは自由都市としてUCASから独立を宣言する。

2081年1月2日
セントルイスがUCASから独立を宣言する。

2081年1月25日
コロートン大統領が再び企業の治外法権の受け入れを表明。

2081年1月27日
マーティン副大統領がカナダの自治についてコメントを発する。

2081年2月日
企業法廷がバルティモアに支援部隊を送り込みブラックアウトから復旧が進む。

2081年3月20日
フィラデルフィアの電力が復旧する。
これによりブラックアウトからの復旧が完了する。

日程不明
国防長官のロナルド・デスパインがコロートンの後任の大統領に就任。
UCAS史上初めてのオークの大統領の誕生。

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