マーケットパニック

Principles of insanity
本書はシャドウラン5thに置ける10大メガコーポ紹介サプリメントです。
位置付けとしてキャンペーンブックになるようです。
手元に2ndの企業サプリメント『Corporate download』はありまして4thの頃は企業サプリメントを購入していませんでした。
と、言うのもメガコーポの精鋭部隊の資料を読むためだけに購入したのでアップデートにあまり食指を動かされなかったわけです。
今回購入したのは10大メガコーポが4thで色々とダメージを受けていたので、その影響を知りたいと言うものがあります。
顔ぶれは変わっていないようですが。
そして、目次を見ると変動が少ないメガコーポは誌面が少なくと明らかな偏差がありました。
色々問題山積のアレス、アマゾニアを下したアズテク、ドラゴン内乱の影響を受けたゼーダークルップ、CFDの影響を受けたネオネット、誰か死んだらしいホライゾン、何故か五行の誌面が多いような気がします。
イーボの取締役にユーリやバタカップの名前がないのが気になりますが、目次に出てないだけでしょうかね。
ちなみにゲームインフォメーションはなさそうです。
それでは各章を見ていきましょう。

Droning on
とあるサラリーマンの一日を追跡した内容。
ちなみにタイトルはサラリーマンやウエッジスレイブの同義語の様子。
ところどころにサラリーマン豆知識があるのが面白い。

Courting disaster
企業法廷に関する説明。
成立についてサラッと触れクラッシュ2.0による低迷、新マトリックスシステムの成立とCFDの関係がランナーにより暴露されかなりのダメージを受けた様子。
ちなみに例のハーレクインのイラストはここにありますが、関係は不明。
それとは別にビッグ10同士でも足を引っ張ってるとか。
ちなみにバタカップ様は封印されたか何かで表舞台から姿を消しているようです。

Ares
歴史や取締役、最近の事件がつらつらと書かれています。
ダミアン・ナイトは健在。
アウレリウスは息子が席を受け継いだ様子。
リコール事件は未だに尾を引いておりネオネットの猛追を受けている。
昆虫精霊とは相変わらず戦争中。

Aztechnology
内容的には歴史や陰謀、取締役、影での仕事に関係した内容でした。

EVO
CEOのヤコブ・キリレンコが亡くなりCEOは空席ながらバタカップやユーリは健在。
内容は歴史にCEO交代のバタバタについて、そして取締役解説はなし。代わりにAIや嵐の自由精霊、ナーガなどの色物社員の解説や新たな親メタヒューマンブランドの解説などが主な内容。
古いサプリメントも電子版を買えるのでアップデートされていないことは触れないと言う感じなのでしょうか。
もちろん、ユーリやバタカップが権力を失っている可能性もありますが。

Horizon
成立についてさらりと触れて近頃の出来事を書いています。
ホライゾンの運営意志決定にコンセンサスシステムと言う物が導入されておりこれが社員の意志を吸い上げ総意をアウトプットします。
ところがホライゾンが仕掛けた情報戦の影響をホライゾンの社員も受け始め企業利益に関する意志決定に役立たなくなっていたようです。
この結果がテクノマンサーやAIに対する非人道的な扱いにつながったとか。
ちなみに、テクノマンサーの一部はホライゾンに宣戦布告をしており、ホライゾンはかなりのサイバー攻撃に曝されています。
コンセンサスシステムはアップデートされましたが、ホライゾン評価システムにより発言を重みづけするとあるので事故の予感がします。
若いメガコーポであるホライゾンは火力が乏しいためにアレスとは同盟関係にあり、アレスのリコールの悪名を払拭するために動いているとか。

子会社リストの中にはドーキンズグループと言う物があります。
いわゆるスパイネットワークなのですが、暗殺者も兼ねており多くはイニシエイトした社交アデプトというえげつない連中です。

ミツハマ
歴史に文化や企業評価、新しい取締役などの解説。
ぜーだーくるっぷが内乱の影響で減益になったおかげで2078年のトップはミツハマになったようです。
あとは世代交代を見越して次世代の取締役に経営計画を引き継いでいるとか。
10大メガコーポで打撃を受けていない強さがあります。
そう言えばマスドライバーを確保して次は軌道エレベーターを製造しているとか。

ネオネット
淵電工やマナダイン、ノバテック、トランシスエリカは企業として存続している様子。
ネオネット北米及びシアトルを長らく掌握してきたリチャード・ヴェイラーの元妻サマンサが死亡し、ネオネット北米は混乱に陥っています。
そして、CFD絡みでネオネットのボストン支社長であるリチャードの弟も行方不明となり、その株式はリチャードの娘であるカラに継承されています。
この親子もこれまで色々あったのでシンプルに仲良く手を取り合ってとはなりそうにありません。
あとセレディ分離独立疑惑があります。ぜーだーくるっぷやアレスが接近中とか。
そう考えるとロフヴィルからセレディへのロアーマスター移管が素晴らしくきな臭いですね。

レンラク
レンラクシャットダウンを解決したイナキ・アネゾーが永年CEOとして神として祀られています。
レンラクの舵取りをしているのは淵から着たシケイ・ナカトミ。
各地域毎に独立性を高め地域密着の商品開発がレンラクの方針らしい。
セキュリティーチームは基本的にサムライアーマーを身に付けカタナを携えている。
そして、最精鋭部隊が赤揃えのレッドサムライと呼ばれているみたいです。
全員が武士道に従うとあるのでやはり全員が名乗りを上げでから襲ってくるのだろうか。
ちなみに存在しないことになってるレッドニンジャなる部隊もいるとか。
赤影ですかね。
最後にレンラクへのランを行うための指針とレンラクで金になっているサービスの一覧があります。

ゼーダークルップ
内容的には歴史(悪いドラゴンがBMWをのっとる話)、赤竜内乱(アラメイズ様のあれ)に関わっている間の社内の乱れ、メイン分野、企業文化(ドラゴンの為に働くとは!)、各エリア統括支社について、自由精霊やドレイクにより構成されるスケールなどなで。

シアワセ
再び政変がありヤマナ・コリンが自身の株式を売却し、皇后ヒトミ=ヤマナ体制は終わり、ヒトミの父タダシがCEOに復帰しています。
このためシアワセは歴史解説がありません。
そして、忠誠を示すために社員の8%が切腹したとかどうなんでしょうか。
ヒトミは皇太子ができたらしく自ら取締役を降り、タダシとの協調路線を取っています。
これを受けてタダシはヤマナの妻ソウコの株式を自ら獲得せず神道の神官の大物であるナオヒコ・キムラに譲り神道界からシアワセの役員を迎えます。
多分イラストで嬉しそうに武器収束具を振り回しているおっさんだと思うのですが、だいぶ偏った考え方の人物のようです。
CFDは魂の死であると見なすと公言しており、AIも魂無き不自然な存在と見なしています。
このあたりは神道よりも原理的なクリスチャンに近い気はしますがね。
後はシアワセの主要部門を紹介したり、シアワセ語(部落民、被告、容疑者、名刺、シアワセ魂、総会屋)などを紹介しています。
あと何かかっこいい都市のイラストがありますが大阪なのでしょうかね。

五行公子
歴史、主要領域、取締役紹介です。
ビッグ10唯一女性CEOでシャロン・チャンウーと言う人らしいです。

ざっくりと興味ある部分だけ拾い読みましたが、だいたいこんな感じかと。
個人的印象として宇宙関係の記事が増えた気がします。
世間の興味を反映しているのでしょうか。
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