本書はシャドウラン5thedの魔法上級ルールストリートグリモアの追加データサプリです。 内容的に4thのデジタルグリモアと言えばわかりやすいでしょうか。 内容的には追加様式、追加魔術結社、追加脅威、呪文、儀式呪文、アデプトパワーです。 24ページで約1000円ですので割高なサプリと言えるでしょう。 様式ではストリートグリモアで省かれたアボリジニとエジプト様式が掲載されています。新規の様式として北欧神話様式と超能力様式が追加されました。 北欧神話様式はクラッシュ2.0を引き起こしたテロ組織ウインターミュートとの関連もあるきな臭い様式です。 一方超能力様式は魔法はマナの働きではなく精神の働きによるものと主張し他の様式を否定する素敵様式です。 色々と痛いキャラが出来そうです。 魔術結社は聞いたことないのが5つほど追加されていました。 何故か5つ中3つが英国の魔術結社でした。 内訳は英国マフィア傘下のウイズギャング“ザ・アメージング・ブラスター”、南米のウイズギャングで10大かドラゴンか北米のヴァンパイ辺りと繋がりがある“ザ・コディゴ525”、英国の覚醒者とマンデインの融和を目指す組織ながら、内実はヘルメス様式とケルト様式の対立がある“ニュー・レイバー・ムーブメント・パーティー”、オクスフォード大学のイニシエイトグループながら内紛でリーダー不在“ザ・オクスフォード・グランド・ロッジ”、北米の海中から古代のアーティファクトサルページ会社。最近はIRAの闘士が加盟して密輸にも手を出している“トレジャーハンターインク”です。 あまりびっくりするような組織はありませんでした(笑) 脅威にはついにアースドーンで悪名を馳せたホラーがついにでました。 ホラー(シャドウラン的には精霊)の1ページ半を読むために本書を買ったと言っても過言ではありません。 今回はアースドーンでも小物なホラーであるクリスタルエンティティの案内だけでした。 シャドウラン的にはちょっとパワーがやばい制御しにくい精霊という認識のようです。 他の脅威はメタヒューマンでタリスモンガーを狩る謎の10人組の集団と覚醒者のみで構成した軍事部隊構築構想です。 しれっと本文中にアラメイズが死んだとあるのですが死んだんですか? 本当なら人類にはありがたいですが、ロフビルを縛る鎖が1つ減ったことになります。 ・・・アラメイズに従う10人のアダルトドラゴンがいましたが、こいつらでしょうか。(よくよむと違いました) データはドラゴンにしてはえらく弱いですが。 あとのデータはいつも通りネタ的な内容でございます。 ただ、呪文はすこしユニークなものが増えていたので遊べそうですね。 しかし、表紙のへそ出しAKBみたいなトロールのエロくなさは芸術的ですらありますね。 |