完璧なるトロールたち/The_Complete_Trog


しばらく前に発売されて話題を呼んだトロールとオークを扱ったサプリメントです。
種別はRunner resourceとありますが、追加資料集てなイメージでしょうか。

トロールとして生きる/Living as a trog in
世界各国のトロールの住みやすい場所住みにくい場所の解説とトロールコミュニティーについて解説されています。
シアトルに関してはシアトルアンダーグラウンドは狭いからあまりトロールがいないとか、スノホミッシュは全市民がポリクラブとか書いてるぐらい。
日本はネオトーキョーのメタ事情(原宿ではトロールがブーム)とか、長崎のトロールコミュニティーについてとか。
原爆の説明と被爆者の意味に関しては色々思うところがありますが、ゲームと言うことで。
あとはドイツのトロール共和国とかナイジェリア王国とか、アマゾニアとか、スカンジナビア連邦とか、ヤクートとか、タックスヘイブンとして有名なケイマン島とか、フランスとか、デンバーとか、ボストンとか世界中の代表的な地域を扱っています。

True blue trog
小説

トロールと共に働く/Working as trog in
10大メガコーポなどのメタヒューマン事情です。
3大日本メガも日本帝国の方針変更に伴い比較的差別はましになっているようです。
イーボは超平等です。
アジーはメタタイプにあまり興味がくてカトリック教会差別の方が厳しいとか。
この辺はアマゾニア戦争の後カトリック教会が対アズトロンレジスタンス組織したり、憑依様式を敵視したりしてる流れ何でしょうね。
で、多分日本人とは反カトリックの重み(=邪悪さ)が違うんだろうなという気もします。
ホライゾンはトロール重役は多いですが、トロールやオークの多くは警備か清掃部門にいるようです。職場環境は悪くないようですが出世は難しいようですね。
アレスはアメリカらしくかなりのトロール/オーク社員はいるけど待遇は良くない。イメージ的に移民などのようなイメージ。
ゼーダークルップは社長が社員を企業のリソースとしか見ていないのでトロール/オークの差別は少ない。
五行の解説がというか東洋人はメタ差別するでしょ的な記載がとってもアメリカン。
ネオネットに至っては2年以内にビッグ10から叩き出されるとか書いてるし。本当にセレディに食いつぶされた感じですね。

その他GODやアトランティス財団なども書いています。

トロールの英雄/Trog hero
著名なトロール/オークの解説です。
ちなみにスペイン王がオルガ(オークのメタバリアント?)でついでにスペイン王国の考え方とかオーク権利団体とか、オゼット(オーク語)の解説/発音などの解説があります。

トロールの敵達/Trog enemy
アンチメタヒューマン組織の解説です。
そして、組織の中に輝くケネス・ブラックヘイブンとアトランタ市長の恐ろしさが際立つ。
ヒューマンネイションは個人的なイメージとしては政治経済からメタ差別をする長期的には嫌らしいけどゲーム的には使いにくい組織のイメージでした。
ところが、これにはメガコーポやFBIに幹部がいたり、病院を経営していたりします。
いわゆる裏切り要因として機能しそうです。
またブラックヘイブンが市長失脚後、財産を整理しカリブ連合に脱出し、衛星回線をくししてヒューマニスやヒューマンネイションの武闘派フレイミングソードともやりとりしている様子です。
ジャックポインターのブルを筆頭に命を狙っていますが、未だに接近できていないようです。
アラモス20Kがシアトルアンダーグラウンドの壊滅をねらってるとか、まあ素敵情報満載です。

トロールのランナー達/Trog runners
トロール/オークのランナー紹介です。
内訳は2XL、クロックワーク、ブル、ビーカー、スヌープス、ブッチ、サウンダー、サンシャイン、スレッジハンマー、マックガイア、スマイリージャニトー、スティカー、ロキ、ストックウエル、ウインワードです。
最後にトロールキャラクター作成指針もあります。

共に踊るものたち、トロールの団体と組織/United We stomp
こちらは親トロールおよびトロール主体の組織の解説です。
日本人で黄泉島出身者中心に立ち上がったトロール権利向上団体の黄泉の記憶は内部に武闘派セクト黄泉の幽霊を有し、彼らは全員が鬼道を身につけているとか。
後はティルのハイプリンセスであるラリージンカンが地味にティルで教育改革を行ってるとか。
ラリーの子供たちというレドモンドにあるティルとの繋がりも微妙できな臭い感じが最高ですね。

Everything trog
トロール用装備や資質、ライフモジュールです。

恒例の巻末美人はありませんでした。
トップページに戻る