シャドウラン5thレビュー、ホワイトマジック/Forbidden Arcana


サークルFINの9月例会でシャドウラン5thをプレイしてきました。今はTRPGフェスティバルが終わって日本語版の年内の販売を目指しているシャドウラン5thですよ~。

今月は久しぶりのGMなのですが、先月の神音さんに引きずられたシナリオとなりました。
仕方ないですね、やりたいことやらないと。
PCは以下の三人です。

ゴーシ
日本帝国黄泉島出身の近接特化サイバートロール。
ジャベリンを手に猛威を振るう。

サイモン
ギアネリーファミリーに半分足を突っ込んだマフィアエンフォーサー。
銃弾を的確に叩き込む。
トロールの体力はほんと凶悪。

イーリューシャ
ヒューマンのストリートシャーマン。
デバフ呪文はもう勘弁してください。

ひとまず個別オープニングを実施しました。

サイモンがマフィアのボスエンゾ・ギアネリーと食事をしているとエンゾのボディガードが銃を抜きエンゾを狙います。
いち早くボディガードを殴り飛ばすサイモン。
ボディガードは宇宙人が~とか叫びながら連れて行かれます。
どうも最近こんな風に突然おかしくなる輩が増えているようです。

イリューシャの知り合いであるトカゲ顔のチェンジリングのマクローリィ。
彼は蘇った前世の記憶に従い闇の勢力と戦う自称光の戦士です。
彼曰く神から啓示があり、闇の勢力を闇の種子を蒔いたらしい。
これを何とかしなければ世界が滅んでしまう。
イリューシャは笑っていなし、帰路についた。

ゴーシがプヤラップ荒廃区を歩いていると1人のオークが巨大な蜘蛛に姿を変えました。
その蜘蛛は横にいたオークを喰い殺します。
クリッターハンターを自任するゴーシは愛用のジャベリンで蜘蛛を打ち倒す。
すると奇妙なことに蜘蛛の姿は消えてしまう。
ただ働きだ、嘆くゴーシであった。

オープニングで比較的コミカルな第四世界絡みのシナリオだと伝える意図は成功したかと思います。
ただ、第四世界とのクロスオーバーの説明をもう少し丁寧にするべきでした。

その後、サイモンの元にレドモンドのストリートドクであるブッチから仕事の依頼が舞い込む。
最近プヤラップを中心に新種の麻薬が出回っている。これが中毒症状が酷くて現物を手に入れないと治療もままならない。
そこでブッチはこの麻薬の獲得と可能ならルートの根絶を依頼される。

ひとまずコンタクトに聞き込みをする一行。

ヴォリーは麻薬には関与していない様子。
ただ、最近TG電子というコムンゴ団のカバーカンパニーがグールに賞金をかけている様子。

BTLディーラーからディーラー仲間で最近噂になっている奇妙な話を聞きます。
どうも上から卸された商品の中に無いはずの麻薬が混ざっているらしい。
その当事者を紹介してもらう一行。

またエンゾからはギアネリーファミリー内部でも麻薬にまつわる奇妙な話を聞ける。
現場ディーラーから数にない商品がありましたと報告があるらしい。
それが何か特定することができていない。

ひとまず、ギアネリー内部の謎麻薬とディーラーの謎麻薬を確保してブッチに届ける。
化学分析では麻薬らしい組成をしていないが動物実験をしたところ恐らく同種の麻薬らしいと確認が取れる。
覚醒ドラッグではないかと当たりをつけた一行はタリスモンガーに麻薬を持ち込む。
タリスモンガー曰く精神操作系の呪具と似ているらしい。

そんな中ギアネリーから内部でディーラーに謎麻薬を流していた人物を確認できたから立ち会うように依頼されます。
バイヤーはエンゾの命令で混ぜたと告げますが、エンゾにそんな記憶はありません。
バイヤーのサイバーアイの画像を見ると取引の後に何者かに背後から襲われ薬物投与されたことを確認します。
垣間見えた肌の色は東洋系でした。

ヤクザ/絢爛会の仕業かとヒートアップするエンゾをなだめすかしつつ、この事件がマフィアを狙ったものかヤクザも影響を受けているのかを調べます。
ブッチにヤクザの下っ端の紹介を依頼したところ絢爛会の組長の富澤を紹介してもらうことになります。

絢爛会でも麻薬にまつわる奇妙な事件が起きているらしく必要ならヤクザの粛正屋タキガワが手を貸すと告げますが、

そんな帰り道に例の蜘蛛に襲われる男を見つけます。
車でピックアップして助け出します。
その男はリー・ツイン。コムンゴ団の暗殺者です。
彼からプヤラップのコムンゴ団がエンシェンツから移籍してきたエルフに乗っ取られたと言う話を聞けます。
ついでにリーからプヤラップのコムンゴを潰す仕事を請け負いエンシェンツにに連絡を取ります。
エンシェンツもリーダーの命令でコムンゴに移籍したメンバーを探していたらしくPCからの相談に対して渡りに船とばかりにリーダーであるスティンガーの元に案内します。
話を聞いたスティンガーがPCを高級マンションに案内します。
奥から出てきたのはティルタンジェルの元ハイプリンセスにしてイモータルエルフであるルー・シェアハンド。

彼はコムンゴに移籍したメンバーは自分の弟子であり密かに彼の錬金術書の一部を書き写したらしい。
それは人をジェズフラと呼ばれる蜘蛛の化け物に変化させる呪文です。
弟子たちはその副産物である精神操作薬や身体強化薬として機能する部分だけを読み解いたようです。
彼らを撃破してくれるなら手を貸すと告げます。
二つ返事で(断ることもできず)引き受けます。

シェアハンドからは変異する前なら消散により治療ができるようです。
また、ジェズフラ達の通常武器への耐性を何とかする方法として一時的にエリアの魔力を増大させ全てのものを擬似的に魔力を付与する水晶玉をもらいます。

そして、リーから聞いたジェズフラのアジトに向かいます。千里眼で中を覗くと虚ろな目をしたコムンゴメンバーが15人います。
ひとまず、コムンゴからリー、絢爛会からタキガワ、ギアネリーから下っ端を借りつゆ払いを頼みPCはリーダー各を狙います。
結果瞬殺。
敵弱すぎました。

かくして無事世界は救われました。

では、恒例の反省です。
今回のシナリオは前回の神音さんのシナリオがあまりにも楽しかったので同じ方法論で作成したシナリオです。

今回トロールエンフォーサーをされた方は以前にもシャドウランにご参加いただいており、その時はヴァージゴームの復活を阻止するシナリオでした。
アースドーンと縁があるかもしれませんね。

とは言え今回は少し悪乗りしすぎの部分もありましたのでもう少しシャドウランの文法に落とし込んで話すべきでした。

何はともあれ私は大変楽しませていただきました。

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