アースドーン簡易用語集

 

あ行/か行/さ行/た行/な行
は行/ま行/や行/ら行/わ行


あ行

明日の書(一般名詞)
大災厄以前に時のスロール王国国王ヴァルラス2世の作らせた書物
内容は大災厄が終わった後どのように日常生活を送るかと言ったことや
外の世界に自然が存在しているという事実などです
このため大災厄の間、此の書は希望の象徴、過去との絆であり明るい未来への約束でした
余談ではあるが、此の書物は大災厄の前に大量の写本が作られ
バーセイブ中の町に配られた。
その結果、此の書物で使われていた言語であるドワーフ語がバーセイブの標準語となった

アデプト(一般名詞)
アデプトというのは魔法の力で技能(みたいな物)を行使する人達のことです
一概に、どうとも言えませんがアデプトとはディシプリン(クラスみたいな物)を極めるために生きていると思ってください
ですからその信念に恥じないように生きるように心がけるはずです
もちろん中には、自分は選ばれた者で、世界のために行使しないといけないと思う人も居ます
また、逆にその力で世界を取ろうとする者もいます
ですが、どんな目的であれアデプトとして誇りは持っています

偉大なる狩人の教団(組織名)
 "龍を狩るモノ"の異名を持つホラーヴァージゴームを崇める教団です
教団と言っても一枚岩の一つの組織があるわけではなく
ヴァージゴームを崇める集団の総称のようなモノです
ちなみに、崇めたからと言って御利益があるとは限りません……つうか、まずありません
銃夢でザレムを崇めているようなモノです
ちなみに一般的な知識では我々の世界でのモンスター、つまり実在しているとは思われていません
大抵の人は、こんなものが実際に存在するとは夢想だにしていません

か行

カルマ儀式(一般名詞orゲーム用語)
ディシプリンの教えを振り返るための瞑想です
これにより、世界に満ちたマナを体内に引き込みカルマと呼ばれるモノとして蓄えます
これによってアデプトは一般人には出せないほどの能力を発揮します
ゲーム的には、伝説点を使用してカルマに変換するためのタレント名であり、行動名称です

ケーア(普通名詞)
大災厄の折りにホラーの襲撃より身を守るために造られた避難所
大きな洞窟など天然の地形を改造したモノです

元素界
このアースドーンの世界は五つの元素、つまり、火、風、水、土、木の五つから構成されています。
最初の四大元素は本来この世界にある物ではなく、
その元素界からこちらの世界に遊びに来ている元素精霊によって、もたらされています。
元素魔術師は自分の意志でこの精霊達の力を借りて呪文を発動させています。
ですが、木の元素だけは元々この世界にある物であり植物がその元素を持っています。
また、木には一本事に木の元素精霊が住んでいます。

グレートドラゴン(種族名)
バーセイブ内で(恐らく全世界で)最も古く、強力で抜け目がない生物
中には数千年生きているものも存在する
命が惜しければ敵対しない方が無難な相手
此の世界でドラゴンバスターを目指すのは自殺願望に等しい

~さ

サンダー山脈(地名)
トラヴァーの南東二日ほどにある山脈
ときたま、雷鳴のような、猛獣の吼え声のような音を鳴り響かせることから此の名が付けられました。
その音の原因はここに幽閉されているグレート・ドラゴンの嘆きの叫びであるとも、
死司るパッションであるデスが解放をも止める叫びであるとも言われています
ですが、現在最も有力であるのは岩の隙間を風が吹き抜けるときに轟音が響くのではないかというものです。

シタデル(普通名詞)
城塞都市の機能を持つ大都市のこと。
だが一般には大災厄の折りにホラーの襲撃より身を守るために造られた避難所を指す
この場合、大都市を巨大なドーム状に囲み、結界を張ったモノ。人造物

水晶族(組織名)
トワイライト連峰と言うところを拠点とする空族です
厳密に言うといくつかの部族があり、それを大雑把にまとめた名前です
一般に空族というと水晶族をさしますと言うか、ルールには水晶族しか出てこない(笑)
彼らの歴史は古くホラー襲来前からセラと戦い続けている(まあ、昔は略奪していただけですが)方々です
もともと、高地に住むトロールの部族が母体ですので結束は恐ろしく堅いです

スレッドアイテム(普通名詞)
鍵知識が名前程度で、ごく単純な能力しかないマジックアイテムです。
普通のものとは違って比較的普通にあり、場所によっては金銭で取り引きされています

スロール王国(国名)
ドワーフ達の治めるバーセイブの盟主国
セラ帝国に対して最初に反旗を翻し、奴隷制度の撤廃を訴えている
啓蒙君主制に近い制度を取る国家です

セラ帝国(国名)
元来は大災厄の折りにホラーから身を護る手段を捜すために結成された魔法学院
だが、防護の儀式(身を護る手段)が世俗の利権と結びついたため魔力を至上とする帝国になった
大災厄以前は属領となり、莫大な報酬と引き替えに防護の儀式を様々な村々に施した
此の帝国がなければ名付け手達が滅んでいたことに間違いはない
ただし、現在は自由の味を知ったバーセイブの国々に反抗されている
ちなみに、いまだに奴隷制度を維持していて、セラ人による誘拐同然の奴隷狩りがバーセイブで行われている
もちろん、ばれたら殺されても文句は言えない
それと、何故かセラ帝国の人民の大半はヒューマンとエルフである

鮮血魔法(一般名詞)
自分の血を触媒として使う魔法
普通の魔法に生命の力、つまり血を加えることによって
効果時間を伸ばしたり効果を上げたりしたもの
また、誓約の儀式にも使われる(実際に拘束力のある血判)
ちなみに、鮮血魔法によって負った傷は此の魔法の効果が失われるまで癒えることはない
ちなみに持続時間は一年と一日

~た

ダークトゥス(人名)
グレートドラゴン、マウンテンシャドウの代理人であるヒューマンの男性
彼がタレントや魔法を使うところを目撃した者は誰もいないが
<大災厄>以前からマウンテンシャドウに仕えていると噂されている
外見はやせ形で、特にこれと言った特徴のない顔立ち、長年生きてきたであろう年月を表す黒髪
彼の言葉はマウンテンシャドウの言葉であるとも言える

大災厄(歴史)
世界の魔力が満ちあふれすぎたために次元の境界線があやふやになり、
異次元からホラーが侵入し世界が破滅的大打撃を受けた出来事
その間、人々はケーアやシタデルと呼ばれる避難所で怯えながら暮らしていた
大災厄は約300年続いた
ちなみに、ゲーム内で言う"現在"というのは、此の後の復興期である

ディシプリン(一般名詞)
一般的なゲームで言う職業に当たります
ただ、他のゲームと決定的に違うのは”道”であることです。
ディシプリンに付く――アデプトは何らかのディシプリンに属していますが――ことは
その、ディシプリンの教えに従うことです。自分の全てを決定するモノであり、
自分を導いていくモノです。
あえて例をあげれば、サムライが武士道に従うと言うのに近いかもしれません

伝説点(ゲーム用語)
他のゲームで言うところの経験点
ただ、アースドーンは伝説を作っていく英雄達の話のために伝説点(Legend Point=LP)と言うわけです
これは、タレントやスキルのランクを上げるほかカルマ儀式によってカルマに変換することもできます

トウスラングの川船(名詞)
トウスラングが運営する河を行き来する巨大な内燃機関の船
内燃機関というのはトウスラングが神話の時代アパンダルにより、教え受けた火素機関のことである
川船は氏族が運営しており、その船長となるのは非常に名誉なことである。
なお、余談ではあるがトウスラング特製の香辛料でつけ込んだ魚は非常に美味である。

ドラゴン山脈(地名)
トラヴァーから南へ十日ほど行ったところにある険しい山脈
ここは、グレート・ドラゴンであるマウンテンシャドウの住処であるために此の名が付けられました
まれに、財宝を求めて登山する人も居ますが大抵は帰ってきません
その一方、此の山の中に、いくつかの<名づけ手>の集落があるとも言われています

トラヴァー(都市名)
非世襲の3人の行政官によって、統治される富裕な交易都市でありバーセイブ最大の飛空船の産地でもあります。
此の都市では建築物に<大災厄>以前の美しさが残っており、
夕暮れ時などは東に流れるサーペントリバーが反射した光りによって黄金で造られた街のようにさえ見えます
もうひとつの特徴として、此の街の行政官は<評定戦>と呼ばれる一種の賭試合で選出されます。
そして、その賭試合の戦士が常時街の防衛に当たっているために、
ここはバーセイブで二番目に軍事力豊かな街となっています。

~な

名付け手(一般名詞)
ウィンドリング、トゥスラング、オブシディマン、
ヒューマン、エルフ、ドワーフ、オーク、トロール、ドラゴンを主に指す言葉です
文字通り、上記の種族は”名前”を付けることができます
此の世界では”名前”が魔法と深く関係しており、文字通り名は体を表します
魔法の武器も名前を付けられたおかげで魔力持つのです

は行

ハイアモン(人名)
ヘイブン在住のかなり高名なヒューマンの理論魔術師
かなりの高齢にも関わらず、その年齢を感じさせない元気な爺さんです
性格的には偏屈ですが、興味を引かれたことや困っている人に対してはかなり積極的に動きます

ヴァージゴーム(人(?)名)
6つの目、鋭い牙、尖った角、異様に長い首、手足には3本の鈎爪の生えたと言う外見の持ち主です
ある意味、最もホラーらしいホラーです。
その恐るべき力はグレートドラゴンを狩ったと言う伝承が残るほどの者です
……まあ、伝承と行ってもグレートドラゴン自身が言っていたという信憑性の高いモノですが
なお、グレートドラゴンは飛空艇と正面から戦って、楽に沈めるほどの力があります
なお、もっと、詳細に知りたい方はルールをよんでくでさい。
格が違いますので……

バータータウン(都市名)
 スロール(バーセイブの行政の中心都市、首都(?))の城下町(的場所にある)として広がった商業地区です。
ですが、バザールから端を発しているために整理されておらず
素人が裏道に入れば探している商品を見つけるどころか、自力で脱出する事すら難しいでしょう。
 なお、ここは商人の自治区であるために印象としては信長以前の堺などに近いかもしれません

ハーフマジック(一般名詞orゲーム用語)
ディシプリンの経験を積む過程で身に付いていった知識や技術です
常識に考えて楽器を弾けない吟遊詩人や、ルーンの意味を知らない魔術師
武器の整備のできない武人や剣匠などいたらおかしいでしょ?
ゲーム的には、現在のサークルの半分(端数切り上げ)を能力値ステップに足して判定します

ヴァルラス一世(人名)
スロール王国(バーセイブを統べている王国)の現国王の祖父
大災厄以前にスロール王国を起こし(この頃はバーセイブの盟主ではなかった)
現在の王国の基礎を築いた人物

ヴァルラス三世(人名)
スロール王国(バーセイブを統べている王国)の現国王
偉大なる賢王で素晴らしい業績を残しているが本人は自分の行ったことなど
ちっぽけなことではないかと恐れています。
また、国造りの途中で自分が死にバーセイブが混乱に陥ることを病的に恐れています

ブロークンファング (組織名)
オークの略奪馬賊の一つです。略奪を楽しみとする集団で、
漆黒の羽根飾りを付けた真紅の鎧、折れた牙のかかれた盾などで身を飾っています

ヘイブン(都市名)
”忘れられた都市”パーレイスの廃墟の南東部分です。
ですが、こは探索されしつくされ、今では安全な街、
パーレイスを探索する冒険者達の拠点となっています。
安全とは言っても、荒くれ者の冒険者の街だけあって、ケンカは日常茶飯事ですし
刃傷沙汰もさほど珍しくはありません
それに、人以外の脅威として時折、
パーレイスよりクリーチャーの大軍が襲撃してくることもあります
また、元々が大災厄以前に大金を投入して造られた街だけあって、
スロールの王都と比べても遜色のない素晴らしい建築物が揃っています
成立の過程(遺跡を街にしたと、遺跡があるから街を造った)は違いますが
ソードワールドのパダなどと印象としては近いかもしれません

ホラー(一般名詞)
ホラーというのは異世界から侵略してきた魔法生物です
これらは人の苦しみを糧にしているたちの悪い連中です
この人達が居るとアストラル(精神世界みたいなもの)が汚されていきます
まあ、厳密に言うと汚すと言うよりも汚染といった感じですが……

~ま


~や

ライアジジャングル(地名)
昼なお暗く、木々が鬱そうと茂ったジャングルです。
このジャングルには3つの危険が潜んでいると言われています
まず、一つは森に潜む種種雑多な動物達
2つ目は、文明を捨て去り、原始生活を送ることを選んだ<調教師>と呼ばれる名付け手達
最後に、ライアジジャングルの主、侵入者を許さぬグレートドラゴン"ウースン"
と言うのが一般常識です

~や


~わ

"忘れられた町"パーレイス(遺跡名)
 かつて、大災厄到来以前、ここはバーセイブを統治している属州都でした。
その頃、この都市は現在のバーセイブのいかなる都市よりも派手で豪華でした
この年の失墜……いや、崩壊の原因は大災厄から逃れる手段にありました
それは、他の都市のように都市の回りに壁を張り巡らすというモノではなく
此の都市事、異次元に、ホラーの魔の手が延びてこない場所へと逃げるというモノでした
更に念の入ったことに此の都市に関する記憶を全て消し去ってしまいました
ですが、狡猾なホラーは次元を移動する前に此の都市に侵入し、自分の餌場としました
そして、此の街は人々の記憶から消えて長い時を過ごしました
ですが、54年前あるアデプト達の手によって此の世界に戻ってきました
それ以来、ここには大災厄以前の財宝を捜すために集まってくる冒険者が途絶えることはありません

ここが違うというつっこみや、自分で付け加えたい補記などございましたらここまで御一報あれ