影に潜む

大阪のTRPGサークルFINで下記のセッションをしてきました!
今月はアースドーン、R-TYPE、ウォーハンマー、クトゥルフとなかなかに珍しいラインナップでした。

サークルサイト
http://circlefin.html.xdomain.jp/

本日はサークルFINの例会でアースドーン4thをしてきました。
調べ物でアースドーンのサプリメントを読んでいたら無性にやりたくなり気合いで必要部分を訳しました。
当初は3と4を混ぜて遊ぶつもりでしたが、セイリュウさんの多大な尽力で完全に4th対応で遊べました。

今回は当初プレイヤーが3人の予定が仕事の都合で2人になりましたが、片方は昔から一緒にアースドーンを回している相手であり、もう片方も10年来の付き合いで恐ろしく気兼ねなくセッションできました。
ぶっちゃけ全滅させてもいいかな的な安心感がありました。

当初作成直後のキャラクターの予定でしたが、急遽1000LP渡して2サークルでのスタートとなりました。

PCは以下の2名です。

フェイ
ウインドリングの異界魔術師。
今回は情報収集と悪霊掴み担当。

サクラ
エルフの盗賊。
知覚と近接戦闘担当。
ちょっとだけ鍵開けとスリもした。

舞台は商業都市トラヴァー。
PCはこの街に最近きたという設定。
とこらが3期連続で都市の評議長を務めるニス・リービスから仕事の依頼をしたいのでと呼び出しがかかります。
リービス議長と特に面識はないものの、特別に断る理由もなくトラヴァー行政府に向かいます。
リービス議長の執務室に通された二人は議長手ずから入れたお茶でもてなされ、仕事の依頼を受けます。

最近トラヴァーの豪商の1人であるミッシュランと言う名のトウスラングが殺害されました。
この人物は古物収集が趣味で、それにより身代を潰し、借金まみれと いう困った人物。
更に金を貸しているのもトラヴァーの豪商であるため借金回収で豪商達は紛糾し、私兵同士で一触即発の気配すら漂っています。
このために行政府が資産を査定し借金の額に対して当分で分配すると宣言します。
ところが査定をしているとあるはずのスレッドアイテム道化師の仮面が見つからない。
そこで道化師の仮面を探さなければならないが、警備隊は様々な豪商の息がかかっており今回の案件に対して真っ当に機能するとは思えない。
そこでPCに依頼が回ってきたらしい。

特に断る理由もなく引き受ける2人。
とりあえず、殺された豪商の邸宅に向かうことにする。
邸宅は豪商の妻(4サークル武人)が臨時の管理人となっている。
彼女から道化師の仮面の調査を依頼していたアデプトがいたことは聞けたものの名前はわからない。
当時雇っていたメイドのミカなら知っているだろうとのこと。
奥さんはこの騒動が片付いたら地元に帰りたいとか言ってましたが、奴隷制のあるトラヴァーだと借金が残っていたら彼女も売られてしまうのでしょうね。

ミカの行方はフェイが聞き込みをするとすぐに見つかり白亜の残照亭というタバーン(宿屋兼酒場)でウエイトレスをしている様子。
その間にサクラは豪商の帳簿を調べ、調査の依頼をしていた相手がカーマッケンという異界魔術師で連絡先が首なし美女亭という宿屋だと突き止めます(D12が回った)。

その後2人で遅めの夕食を食べに白亜の残照亭に向かう。
ミカは白亜の残照亭でくるくるよく働く美少女でした。
声をかけ、事情を話すとカーマッケンが依頼を受けており、よく訪ねてきていたことを教えてくれます。
また、カーマッケンや今回の仮面について知り合いに聞いてみると約束します。
ついでなので白亜の残照亭に宿を取る2人。

翌日首なし美女亭を訪ねるとカーマッケンは2日前まで宿泊していたとのこと。
行き先は不明ながら耐火装備を整えていたのでデスの海でも目指したのではないかと言われます。
引き続きカーマッケンについて聞き込みをすると4サークルの異界魔術師でフォールスという傭兵と親しくしていたようです。
フォールスの家は貧民街にあるらしく、そちらに向かうが案の定道に迷う2人。
とりあえず、その辺りの人に道案内をさせて無事たどり着きます。
人目がない瞬間に鍵開けをし侵入。
そして、あっさりと隠し倉庫を見つけ出すサクラ。
倉庫内には覚え書きと手紙が隠されています。
手紙は何らかの秘密結社の通信文とカーマッケンからの調査依頼のようでした。
覚え書きの内容はカーマッケンからの調査依頼に対して調べた内容が記されています。

これらを調べると道化師の仮面は死者の蘇生の力を持つマジックアイテムであり、これにより彼らの主を蘇らそうと考えているようです。
彼らの主はデスの海に封じられていると考えているようです。

そして彼らはホラーを崇拝しているようです。

この資料の扱いに迷った2人ですが、おおっぴらにカーマッケンについて聞き込みをした以上いずればれるだろう、と割り切り資料を根こそぎ押収します。

サクラは姿を隠しフォールスの帰宅を待ちます。
フォールスは4人程手下を引き連れて帰宅します。
彼らは何かを探して見つからなかったと話しています。

実は彼らはPC達を探していましたが、宿を変えたこともありPCを発見できなかったのです。

サクラが待ち伏せをしている間フェイはリービス議長に中間報告を行います。

そして、宿でフェイとサクラが合流するとミカが二人を探している傭兵がいるらしいと告げます。
ここでPCもフォールスが探しているのが自分達であると気づきます。

フォールス達は戦闘練習用の敵だったのですが、だいぶ時間もおしていたので省略してホラー信者であることを理由に衛兵に確保させます。
そして、PC達はリービス議長が手配してくれた飛空船(火素採掘船)で一路デスの海へ。

カーマッケンの所在地はフォールスの覚え書きとミカの紹介だという横柄な異界魔術師からの情報で儀式の場所を類推し、特定しています。

サクラが横柄な輩は嫌いだとスリを仕掛けて気づかれる一幕もありました。

デスの海での決戦では敵は4サークル異界魔術師であるカーマッケンと精霊強度4の骨霊。
ところがGMのダイス目が振るわず、壮絶な削り合いの結果フェイの悪霊掴みによりカーマッケンは気絶します。

かくして強盗殺人犯を捕獲し、対象のアイテムを確保した2人は意気揚々とトラヴァーに帰還するのでした。

正直プレイヤー2人で純戦闘職不在と聞いた時はどうなるかと思いましたが、なかなかうまい決着ではないかと思います。

反省点をあげるなら情報をもっとサクサクだして飛空船のシーンや戦闘準備に時間を回せれば良かったです。

あと、個人的にアースドーンが好きすぎるので私のテンションがおかしくなります。
今回は馴染みの二人だったので問題とはなりませんでしたが、新人さんなどがいたら危なかったかもしれません。
注意せねばなりません。

あと、4thになっての雑感を少し。
頑強やカルマ儀式などのバランス的に取らないと事故に繋がるタレントが能力として自動取得になったのは高評価です。
反面キャラクター成長の自由度は3より制約が増える形になるので好みは分かれそうです。

一番変化があった装甲無効命中がなくなったのは変わりにダメージ増加で相殺された感じはあります。
重装甲の相手を軽戦士が倒すのは難しくなっていますが、無限上方ロールによるダメージ爆発の可能性が倍に増えたと考えると平均ダメージは上がっているのではないかと思います。
特に旧版では魔法装甲がほとんどなかったことを考えあわせると魔法の凶悪さは増したのではないでしょうか。

あとカルマが自動補給されるのと、タレントは基本的にカルマが使えるので平均的に達成値はあがったと思います。

特に不満の感じない版上げといった印象は受けています。
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