以下のテキストが読みにくいと言うことでしたのでPDFにまとめてみました。 読みにくいようであれば、こちらをご参照ください。 昨今はシャドウランの人気も下火のためか世界観を概説した記事が見当たりませんので簡単にまとめておきたいと思います。 もし、これをご覧になられる先輩諸子がいらっしゃれば過不足のご指摘を頂けますと幸いです。 1.世界は覚醒した ~最初のグレートドラゴンが目覚め、最後のグレートドラゴンが眠りにつくまでが覚醒なのだ~ 故UCAS大統領、グレートドラゴン、ダンケルザーンの言葉 さてさて、サイバーパンクという言葉が死語となり幾星霜経ちましたが、シャドウランはサイバーパンクRPGです。 サイバーパンクが何かと説明し始めるとキリがないので簡単に説明すると企業が国家並に肥大化して機械とか遺伝子改造により超人が造られ、インターネットへの依存度は増大し、仮想現実が現実化しているような世界です。 サイバーパンクをわかりやすく概説するのは私の課題でもありますので別項を設けます。 作品としては攻殻機動隊やサイコパスなんかが近いです。 舞台は2075年の地球とその近傍になります。人類の大半はまだ母なる地球に縛り付けられています。 ここまではよくあるサイバーパンク世界なわけですが、1つシャドウランを特徴づける要素があります。 それは魔法です。 ふーんと思ったあなたは少し早合点と言うものです。 一般的に現代+魔法や近未来+魔法の世界観であれば魔法は通常存在しないものとして扱われるケースが多数を占めます。シャドウランは魔法とは60年ほど前に突然現れて世界に定着したものです。 このために様々な軋轢はあるものの魔法は科学と同様に生活に密着し存在しています。 ハリウッドではCGと魔法使いの幻影魔法がしのぎを削り、司法捜査では魔法による嘘発見や死者の証言が証拠として適用されます。 合わせて神話上の存在とされてきたドラゴンやユニコーン、トロールやエルフなども世界に帰還しました。 この魔力の盛衰はおおよそ5000年のサイクルで繰り返していると言われています。これを知っていた古代マヤ人はマヤ歴を作ったと言われています。このマヤ歴による現代(=2075年)が第六世界にあたることからこの時代を第六世界と呼ぶこともあります。 これは前の魔法時代を生きたと主張するグレートドラゴン、ダンケルザーンのコメントであり定説として扱われています。 かくして、科学技術と魔法技術が混在し、国家と肩を並べる企業が世界を牛耳る混沌とした未来社会が形成されていきます。 ようこそ、第六世界へ、チャマー。 2.人類の定義 ~横に化け物が歩いているのに、人間同士が白だの黒だので争ってどうする!~ あるヒューマニストポリクラブメンバーの言葉 覚醒の初期にヒューマンからエルフやドワーフと言った“取り替え子”が生まれ始めました。これはちょっとした騒動にはなりましたが決定的な騒動の引き金は引かれず、エルフやドワーフも人類の一員に加わります。 続いて、ヒューマンがトロールやオークへと変化し始めました。これが種族差別の過激化の引き金を引くことになります。 結果的に多数の暴動と死傷者を出し騒動はしぶしぶと新人類を受け入れる形で収束していきます。 ただ、根深い種族差別は残り人類はこの負の感情を未だ克服していません。 次に公民権を要求してきた存在はグレートドラゴンでした。人類の中にこの強力で我が儘な存在にNOと言える勇者はおらずグレートドラゴンは公民権を手に入れました。 これに続き、ピクシーやケンタウルス、ナーガ、サスカッチ、シェイプシフターと言った知的でありながらホモサピエンス由来ではない存在が次々と人権を要求し始めました。 これにはグレートドラゴンの前例もあり徐々に認められていく傾向にあります。 もちろん、その土地の主権国家により温度差はありますが人権の範囲は拡張される大きな流れは生まれつつあります。 最近ではプログラムに由来する非生物たるAIも人権を要求しており様々な物議をかもしています。 偏見と嫉妬という悪徳はまだ人類をむしばみ続けています。 3.時代遅れのビッグプレイヤー ~世界の平和には再び強いアメリカを再生しなければならないのだ!~ 過激派アメリカ合併論者の演説より シャドウラン世界で国家と企業にいくつかの変化がありました。 これを主な舞台である北米を中心に概説していきます。 北米最大の事件はアメリカ合衆国が分裂し、更に領土を半分以上失ったことでしょう。 覚醒初期、まず魔法の力を手に入れたのは昔ながらの自然と共存していたネイティブアメリカンでした。 彼らはこの新たなる力を振るいかつてアメリカ合衆国に奪われた土地の復権を主張しました。強力な魔力を振るうネイティブアメリカンに対してアメリカ合衆国は何らなすすべもなく北米の西側をほぼ失う形になりました。 更にこの“独立”に反対する南部州が離反し南部アメリカ連合となります。 更にカリフォルニア州も独立し現在はカリフォルニア自由州となっています。 では、古き強き“アメリカ”はどうなったでしょうか。 南部州を失い西海岸を失ったアメリカはカナダと合併しカナダアメリカ合衆国としてかろうじて命脈を保ちました。唯一NAN(ネイティブアメリカン国家)から引き出した妥協点としてアメリカの西の玄関口シアトルを“飛び地”として保持することでした。 このUCASの飛び地シアトルこそ我らがシャドウランの主要舞台となるのです。 4.新時代のビッグプレイヤー ~経済的関係による幸福を優先することで絶対的多数の幸せが保証されるのです~ あるメガコーポのスポークスマンの言葉 国家の力が減衰した代わりに台頭した存在があります。それは多数の企業です。 その始まりはちょっとした事件でした。食料危機の街に入った汚染物質輸送用トラック。 そのトラックに食料が積まれていると考え襲撃した暴徒。 より多くの人命を救うために断腸の思いで引き金を引いた警備員。 それだけであればある悲劇として歴史には刻まれたことでしょう。 しかし、この殺人事件を裁いた法廷は企業の自衛権を認める判決を下しました。 そして、それが多国籍企業の治外法権を認める国際法に進展するまで大した時間はかかりませんでした。 これにより企業レーティングがAAやAAAの多国籍企業、メガコーポはかつての大国同様に治外法権を手に入れ世界のビッグプレイヤーに躍り出ました。 この中でも、ビッグ10と呼ばれるAAAメガコーポについて簡単に概説しておきましょう。 ちなみにビッグ10とは企業に対して唯一法的執行権を有する企業法廷に議席を持つ企業となります。 アズテクノロジー 中南米の一般消費用品と魔法産業の雄。 古代アステカの魔法様式を継承しており血なまぐさい儀式を好む悪名高き企業。 中南米の国家アズトロンによる国営企業でもありまる。 アレス重工 古き良きアメリカを体現する企業で、ゼネラルモーターズとナサを母体として軍需産業の雄。 イーヴォ ロシアに本拠地を置く日系企業。 CEOがオークであり親メタヒューマンの数少ないメガコーポ。 宇宙開発に最も意欲的なメガコーポでもある。 五行行使(ウーシン) 香港に本拠地をおく物流業と魔法に強みを持つメガコーポ。 チャイニーズマフィア三合会を牛耳るグレートドラゴン嵐とは対立関係にある。 シアワセ 日本帝国の大阪に本拠地を置く企業。扱わないものはないと言われるほどの多角経営を行う。 現在の日本帝国天皇の皇妃はシアワセのCEOの娘でもある。 ゼーダークルップ ドイツに本拠地を置く重工業の雄。 グレートドラゴン、ロフヴィルの個人所有企業でもある。 ネオネット 通信技術、サイバネ技術に強みを持つメガコーポ。 鮮血魔術を専門に研究する特殊部隊を持つメガコーポ ホライゾン メディア産業と通信産業に強みを持つ新参のメガコーポ。 フランクな社員が特徴。 ミツハマ ロボット産業と魔法産業に強みを持つ日系メガコーポ。 彼らの企業封土はゼロゾーンと呼ばれ誰も生かしては返さないと言われている。 ヤクザと強い繋がりがあります。 レンラク 通信技術に強みを持つメガコーポ。 5.シアトル 世界一ランナーを多数要するメトロプレックス、シアトル。 何故ランナーが多いのかと言えば、その特異な立地と立場が原因です。 立地としては飛び地であることと北米の西の窓口であることが重要な要因となります。 飛び地であるために近隣諸国からシアトルに持ち込めばUCASに持ち込んだことになり他の場所に動かすのは合法的な国内移送になります。 西の窓口であるために世界中のメガコーポがそれなりの拠点を構えることになります。 それは単純な蜜月とはなりえず様々な確執を生みます。 さらには利権ある場所に犯罪組織ありと言うように世界中から犯罪組織も集まってきます。 これらによる悶着はランナーに取って飯の種であり多数のランナーを養う土壌となります。 5-1.シアトルの政治 そんなシアトルですが、ちゃんと行政官がいます。 現在の行政官はケネス・ブラックヘイブンというヒューマンでブラックヘイブン開発というAランク企業のCEOです。 噂では北米のヒューマニスポリクラブのリーダーと言われています。 シアトル行政区はダウンタウン地区、プヤラップ地区、オーバーン地区、ベルビュー地区、レドモンド地区、スノホミッシュ地区に分かれており各地区をまとめる市長が存在します。 現在の警察は10大メガコーポの1社アレスの子会社ナイトエラントがつとめています。ここの署長はかなり野心的な人物で様々な新手法の導入を行い、成果をあげています。 5-2.シアトルの軍事力 シアトルには3つの軍隊が常駐しています。 1つはシアトル軍でシアトル行政府に雇われている軍隊となります。彼らは主に国境警備を担っています。 練度装備ともに質は悪く汚職も横行しています。 1つはUCAS陸軍です。本来は臨時編成軍としてシアトルに送り込まれた精鋭部隊です。通常はシアトル内部の騒動には関与しませんが、政治的経済的状況により絶対とは言えないのが恐ろしい点です。 1つはUCAS海軍です。原子力空母を要する強力な海軍です。陸軍以上にシアトル内部の問題には関与しませんが、海を経由して何かを逃がしたりする場合、関わり合いになることもあるでしょう。 唯一の慰めは海軍と陸軍は仲が悪く連携して動かないことぐらいでしょうか。 5-3.シアトルの経済組織 ここまでが政府に近い位置にいる組織です。 これとは別にシアトルに拠点を持つAランク以上の企業による組織、合同企業評議会(UCC)が存在します。 UCCは企業間の問題を話し合うための組織であり、シアトル行政府が企業に不利益を働こうとした場合、圧力をかけることもします。 基本的にここのメンバーは各企業のシアトルの責任者です。 この企業に関係した資料は別項にまとめさせていただきます。 6.シアトルの犯罪組織 ~犯罪?我々は単なる代行業者に過ぎませんよ~ フィニガンファミリーのコンシリエーリの言葉 利権がある場所に犯罪組織が群がるのは世の常、世の必然です。 シアトルも同様でヤクザ、マフィア、中華マフィア三合会、ロシアンマフィアヴォリーフザコーネなどが覇を競い合っています。 最大の勢力はヤクザとマフィアが拮抗しており同一一位の状態です。 では、各勢力を簡単にまとめてみます。 ヤクザは外隅半蔵率いる外隅組を中心とした外隅連合として結束しています。 他の犯罪組織が表立ってかどうかはともかく対立していることを考えるとこれはヤクザを非常に強力な存在としている一因でしょう。 ただ、ヤクザも完全に一枚岩とは言い難い状況です。 そもそも、外隅組は日本帝国のヤクザ組織渡田組の尖兵としてシアトルに送り込まれました。 しかし、渡田組長が日本人による純血組織としてのヤクザ組織を目指した結果シアトルヤクザ内部で過激な粛清の嵐が吹き荒れます。 この過程で大きく力を減じた外隅組はシアトルでの独自路線による組織運用を考え始めます。 そして、2059年昨年のマフィアの内紛を好機として外隅連合は渡田組からの独立を宣言します。 これは再びヤクザを二分する抗争の引き金を引くことになります。 独立を目指す外隅組と重田組、あくまでも渡田組に仕える西土組の抗争です。 この結果、西土組長は死亡し、改めて忠誠を誓う者は重田組や戦闘部隊とでも言うべき絢爛会に組み込まれ、抗争は一応の解決を見ました。 しかし、2072年に重田組長が自らのボディガードに暗殺されます。これは単独犯とは考えにくいことから水面下には未だに相当数の渡田派がいると考えられます。 現在、外隅連合は外隅組、重田組の跡を継いだ金賀組、絢爛会の3組織によりシアトルを運営しています。 続いてマフィアです。 マフィアは各都市を統べるコミッシオーネに仕えると言う組織形態を取り、コミッシオーネとなるには他の都市のマフィアによる承認が必要になります。 現在のシアトルのコミッシオーネはフィニガンファミリーのカポ、ロウェナ・オマリーが就いています。 ただ、これも激しい暗闘の末に獲得したものです。 もともと、フィニガンファミリーがシアトルのコミッシオーネを務めていました。 しかし、先々代のカポがあまりにも無能であることからフィニガンファミリーのカポの座がミシガンのカポであるジェームズ・オマリーに継承されます。 ジェームズは優秀でありマフィアの勢力は増大しましたが余所者であり、これを面白く思わない地場マフィアであるビジオファミリーとチャルニエッロファミリーのドンは暗殺者を雇いジェームズを暗殺します。 これが2058年のこと。 これによりシアトルはコミッシオーネを失います。ジェームズの娘であるロウェナは迅速にフィニガンファミリーを掌握しコミッシオーネの継承を宣言します。 しかし、これを望まない武闘派のビジオファミリーと泥沼状態の戦闘に突入します。 この過程でヤクザによりマフィアの縄張りが大きく削られたため他の都市のマフィアがビジオファミリーをコミッシオーネとして承認します。 しかし、コミッシオーネの座を諦めきれないフィニガンファミリーはビジオファミリーを壊滅させ名実ともにコミッシオーネの座に返り咲きます。 これが2070年の話です。 この結果マフィアはロウェナ・オマリー率いるフィニガンファミリー、ビジオファミリーのコンシリエーリの息子ジョセフ・ギアネリー率いるギアネリーファミリー、そしと血まみれの抗争を唯一生き抜いたドン、ヴィンス・チャルネリオ率いるチャルネリオファミリーにより構成されています。 表向きにはフィニガンをコミッシオーネと認めていますが、寝首を掻くタイミングを虎視眈々と狙っています。 また、フィニガンファミリー内部にも本来のカポの家系であるフィニガン一族も復権の機会を狙っており磐石とは言いかねる状況です。 ただ、少なくとも現在はフィニガンの名の下にマフィアは結束しているのです。 続いて、チャイニーズマフィアである三合会です。 彼らは三合会と総称されていますが同じ組織ではありません。 まず、シアトルの三合会で最大勢力であるのは黄蓮会です。 彼らはシアトルでこそ最大派閥ですが本国香港では赤竜会との抗争に敗れ壊滅。 結果的に香港の人員の一部がシアトルに流れ込み強化すらされている状態です。 ここの香主(=儀式の長、参謀、副官のようなもの)はヴァンパイアで強力な五行様式の魔法使いです。 続いて、八八会はマトリックスでの活動に注力しており香主はテクノマンサーです。 最後にシアトル最弱の三合会組織八卦会です。 彼らは香港を掌握した赤竜会の下部組織ですが見る影もありません。 実質的な運営は香主が取っていると言われています。 この香主はグレートドラゴン嵐の直弟子とも言われる強力な五行様式の魔法使いです。 最後にロシアンマフィアたるヴォリーフザコーネを紹介しましょう。 彼らは名が示す通りロシアの秘密警察や軍隊出身者が非常に多いのが特徴です。 軍隊経験の性なのか、ストリートレベルの抗争にも重火器を多用することから彼らの介入は事件が大事になる傾向があります。 漫画『ブラックラグーン』におけるホテルモスクワと言えば判りやすいでしょうか。 隊長は“ターミネーター”アレクサンダー・ヴィロツキーと言う男でヘビーサイバーのハチェットマンです。 余談ながらシャドウラン世界に置いて過度なサイバー化は対人折衝能力を低下させるため組織のリーダーがヘビーサイバーであることは珍しくこの1点だけでもヴォリーがいかに攻性の組織か判ると思います。 ちなみに、キメラと呼ばれる暗殺組織を持ち、ジェームズ・オマリーの暗殺は彼らの仕業と言われています。 確かにマフィアの内乱により最も勢力を伸ばしたのはヴォリーであることを考えると確かに頷ける部分があります。 あと、大した勢力ではありませんが不気味な勢力としてルーサとタマナスが存在します。 ルーサはエルフによって形成される犯罪組織で勢力はエルフ街にのみ止まっています。 しかし、世界的なネットワークを持つエルフギャングエンシェンツやエルフ国家ティルタンジェルの諜報部との繋がりも噂されておりなかなかに見かけ通りにはいかない存在のようです。 タマナスは非合法な臓器売買組織です。シャドウラン世界においてはクローン技術の進展により臓器売買は犯罪組織が扱うには旨味の少ない商売となりました。 それでも需要が無くなるわけではなく、この結果グールやドラゴンと言ったメタヒューマンを食べる存在が食料の確保もこめて行っていたりします。 もちろん、同族を解体することに喜びを感じる性格破綻者や闇医者が副業として加盟しているケースもあります。 7.シアトルの有力企業 ~我々は皆様が必要とされるものを提供しているに過ぎません。~ シアトルには10大メカコーポのうち8社が支社を構えています。 更にAAやAクラスの企業も軒を連ねUCCを構成しています。 この中でも、特に勢いがある勢力と特に勢いが無い勢力を紹介しましょう。 まず、10大で最も勢いがあるのは間違いなくアレスでしょう。 アレスはシアトルで急成長を遂げていますが、これはフェデリット・ボーイングなどの地元企業と協調戦略が効を制していることに起因します。 更に警察権を子会社のナイトエラントがローンスターより奪い取ったことも大きな要因とはなっています。 一方でシアトルに支社を持たない10大はゼーダークルップとレンラクです。 ゼーダークルップは社長ザドラゴンの謎の意図によりそもそも進出を行っていません。 逆にレンラクはシアトルより完全撤退を余儀なくされる事件がありました。 2059年シアトルに存在したレンラクの北米本社である世界に名だたるアーコロジーが理由なく閉鎖されました。 これはレンラクが次世代人工知能として作成されたAIゼウスの暴走によるものでした。 これにより、AIと言う新たなる危険を世に放ち間接的にクラッシュ2.0の引き金を引いたレンラクはシアトル市民にとって悪夢として記憶に刻まれました。 この後、多数の犠牲を払いレンラクアーコロジーは解放されますが、レンラクはアーコロジーをシアトルへと寄付し、北米本社をサンフランシスコに移転させました。 この結果、シアトルはレンラクにとって非常に商売しにくい街となったのです。 地場企業で勢いがあるのはブラックヘイブン開発でありCEOが市長になったことにより有形無形の恩恵を受けています。 更にブラックヘイブンは地場企業を優遇するように差配しており地場企業全体が潤っていると言えるでしょう。 シアトル地区ガイドが第六世界の歩き方にも載っておりますので、ご興味があればどうぞ。 7.かくして世界は駆け足でエメラルドシティシアトルを紹介いたしましたが、ご理解頂けましたでしょうか。 他にもいかれた名所や著名な店など面白いネタは多数ありますが、またの機会に改めたいと思います。 なお、本文は4thのシアトル紹介サプリメント『ランナーズヘイブン』(2070年)と『シアトル2072』(2072年)を参考に記載しています。 5thの現在は2075年ですので更なる変更もあるでしょうが、それはまたの機会に。 その後のシアトルに関してはシアトル2019アップデートをご参照ください。 |